わたしだって 上瀬谷を追うよ!(番外編)
「桜並木を護るって?」
Facebookで お友達と桜について話した
桜の季節ももう終わり
最近は頭の中が上瀬谷でいっぱいで 桜の話題となるとつい 海軍道路の桜並木の話しを出してしまいます。
お友達は幼なじみで 農業を勉強し
今は茨城県の土浦市在住。
(許可を取ってやり取りをupしました)
学校の校庭のど真ん中の桜?
調べてみると
「真鍋の桜」と呼ばれるこの桜のことでした
真鍋小学校のサクラは、茨城県土浦市の土浦市立真鍋小学校の校庭に生育しているソメイヨシノの古木5本の総称である。1907年の真鍋小学校卒業生たちが新校舎落成記念として寄贈したもので、ソメイヨシノとしては青森県弘前市の弘前公園に植栽されている数本に次いで古いものと推定されている。
「Wikipedia」より
この5本の桜は 3度の校庭の拡張工事を経て
今は 校庭の真ん中の位置を占め
今年で樹齢115年を迎えたそうです。
こう書くと「これは特殊な例」「普通はもっと短命」と反論する声が聞こえるようだけど
同じ「ソメイヨシノ」です。
校庭の真ん中に5本の桜がある
素敵だけど考えてみると大変なことです。
全校集会や運動会 休み時間も目が行き届かないし
害虫や落ち葉の片付けもある。
子どもがよじ登って落ちるかも知れない。
桜にとっても 踏み固められた地面では根を張りにくいし そもそも校庭ですからそんなに肥えた土地では無いでしょう。
…だけど 病虫害に弱いはずの クローンだから長生きしないはずの5本の桜は115年も生き続けています。
わたしはこれが「園芸文化」だと思います。
邪魔だから 弱いから 手入れが面倒だからという
人間の都合で桜を切るのではなく
生かし続けること おかげで 真鍋小学校では
親子三代どころか四代に渡って 「真鍋の桜」が
誇りになり 毎年新一年生を迎える「お花見集会」
土日は地域の人たちにも開放した名物桜のお花見が
行われているそうです。
「大事にすれば ちゃんと100年生きて毎年花開きます。花博なんて、やっぱり金になる植物しか扱わないって事なんですかね?あんなんサーカスのテントみたいなので充分なのに」
お友達の言葉です。
「クローンで繁殖力がないから」
「病虫害に弱いから」
「邪魔だから」
護れない理由ばかりあげつらうのは止めましょうよ。