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2027年国際園芸博覧会 環境影響評価方法書説明会 6/9質疑応答

6月9日の説明会は 5日に引き続き 瀬谷区市民文化センター あじさいプラザで行われました
木曜日の夜のせいか 5日より少なめの30~40人前後
この日は 手話通訳が入りました
(説明内容については 6/4の記事でご確認ください)

① 相沢川の環境について
土地区画整理事業の環境影響評価では 相沢川は全面的に暗渠化されると聞いた
水辺の環境はどうなるか?
園芸博覧会が終わった後も水辺環境は保たれるか?
⇒区画整理事業では 相沢川は暗渠になると聞いているが国際園芸博覧会では 水辺を「創出」し 博覧会終了後は 水辺を「保全」していく
(つまり 相沢川は「全面改変」されてしまう、)

② 相沢川の水量は晴天の日と降雨がある日とでは全く異なる 環境影響評価に関する調査は雨の日にも行ってほしい
⇒雨季・乾季どちらも調査する予定

③ 環状4号線(海軍道路)を拡幅すると 歩道が狭くなるのではないか?
⇒区画整理事業で歩道を含め拡幅する
拡幅は博覧会に間に合わせると聞いている

④ 2009年の開国博Y150は有料入場者数が当初予想していた500万人に遠く及ばない123万人で28億円の赤字が市民の税金で賄われた
今回の国際園芸博は 有料入場者数1000万人予想で
単純計算すると1日5万人だが本当に捌ききれるのか?
⇒輸送計画は「これから具体的な提案をする」
「公共交通機関で と呼びかける」
最寄りの複数の鉄道駅から より効率的なルートを選びシャトルバスを運行する

果たして駐車場は3000台で足りるのか?
それともガラガラになるのか



⑤駐車場は3000台で足りるか?
シャトルバスで対応しきれるか?
環状4号線は今でも大渋滞である 裏道にも車が入ってくるのではないか?
⇒「これから整理して定時性を確保する」
本日は環境影響評価方法書の説明会 
次回の準備書段階で具体的案をしっかり示す
(説明会・縦覧あり)
生活道路に車が「迷い込まないよう」来場者に
ハード・ソフト両面から工夫する
方法については同じく準備書で示す

⑥ 旧上瀬谷通信施設全体の環境影響評価は
終了したと聞いた 
土地区画整理事業の環境影響評価と 今回国際花博の環境影響評価の整合性は?
⇒土地区画整理事業(横浜市)のエリアの一部で行われるのが「国際園芸博覧会」→園芸博が終わったら「公園」になる
土地区画整理事業の環境影響評価は昨年度に終了している
続いて
・国際園芸博覧会環境影響評価
(横浜市の条例に基づく)
花博終了後 
・公園整備事業 環境影響評価
(横浜市の条例に基づく)
のように3つの環境影響評価が行われる
違いは「それぞれの時点ごと」
(同じ土地を使う事業でありながら それぞれの時点ごとに環境影響評価を行う、と一見丁寧な手順を踏みながら「それぞれの事業に関連性が無い」事を強調しているなぁ…)
ex, 和泉川の源流保護 相沢川の下流にできる
「生物生息空間」整備 
園芸博覧会期間中の交通による 混雑、騒音などを
調査、予測、回避について考える

⑦ 有料入場者1000万人 バーチャル500万人は
取らぬ狸の皮算用ではないか?
赤字になった場合は誰が埋めるのか?
一般社団法人 2027年横浜国際園芸博覧会協会の皆さんが借金を抱えてくれるのか?
見直す
⇒「赤字にならないようにしっかり考えていきたい」赤字になった場合は関係者と一緒に調整しながら対応して行きたい
(会場から失笑が漏れる)

⑧ BIE(博覧会国際事務局)の承認が秋に降りるそうだが このような杜撰な計画で本当に承認されるのか?
⇒政府とBIEが協議を始めている
「承認はとれる」と思っている

⑨ 旧上瀬谷通信施設の返還が先か?
それとも 国際園芸博覧会の計画が先にあったのか?
⇒2015年 上瀬谷通信施設が返還された時に
当時の市長から「上瀬谷の地で国際園芸博覧会をやる」事を表明した
どちらが先という訳でなく「理想の形」である

⑩ 都市整備局 上瀬谷整備推進課と 
環境創造局 公園緑地整備課 に質問したところ
相沢川上流→暗渠 下流→川の流れのルートは変わるが自然は活かす という答えだった
①の質問に対して「水辺を活かす」という答えをしていたが 博覧会エリアの相沢川は改変し「創り出した自然」という事で良いか?
⇒相沢川の「地形を活かし」生物が生息しやすいように区画整理事業で整備する
博覧会事業ではそれを保全する
(「生物はそう簡単にお引越ししてくれるでしょうか?」の声)

⑪ 環境影響評価審査会は 内部審査か?外部審査か?
⇒15名の学識経験者からなる外部組織

⑫ 予測評価の基準は初期値と比較してエビデンスを示してほしい
⇒しっかり数値を取り環境に適合しているかは
準備書の段階で示す

⑬ 工事中、(博覧会)営業中、撤去中 それぞれの業務時間は?
それに伴う 音、光、振動などの影響は?
⇒工事の時間は 8:00~17:00
(近隣の施設・学校などと相談)
博覧会の営業時間は未定
夜間営業の場合は光・音などの影響が出ないよう
ガイドラインをつくる

⑮ 「生活環境の保全」という評価項目の中に
「地質評価」が何故無いか?
「河川の汚染」も入れるべきではないか?
⇒土壌については大きく改変する予定無し
(管轄は土地区画整理事業)
河川については湧水の状況を見ながら調査する
影響が出た場合は調査項目を増やす

⑯ 資材の搬入などで起きる振動などの被害について
⇒環境影響評価項目「騒音・振動」で調査する
周辺に影響出ないようにする
調査・予想については「準備書」で示す


⑰ 国際園芸博覧会の全体像がわからない
ロードマップを示してほしい
テーマパークや物流ゾーンなどの計画はどうなっているか?
⇒複雑な事業である
令和6年から着工するために環境影響評価を行う
(それの手続きを今 進めている)
テーマパーク・物流ゾーンなどについては
土地区画整理事業の環境影響評価で手続きが終わっている
図書館等で閲覧して

2027年国際園芸博覧会の施工計画
土地区画整理事業⇒公園整備⇒花博とリレーされる

⑱ 市民の森は手を加えないか?
隣接する和泉川源流エリアは 現状の自然環境そのままか?
⇒市民の森は会場外 
和泉川源流エリアの水辺空間は 負荷がかからないように していく(「保全する」とは口が裂けても言わない強い意志)

⑲ 以前の説明会は市が主催
今回の説明会は 国際園芸博覧会協会主催 何故か?
説明会の名前は?
今回の説明会では 博覧会会場の施設の配置を変更した という事だが 何故変更したのかわからない
⇒昨年11月に 2027年 国際園芸博覧会協会が設立された それまでは横浜市が環境影響評価の手続きを進めていたが それを事業者として承継した
説明者は2027年 国際園芸博覧会協会 環境課長 カイ 
スライド説明者 係長 ハルグチ 
進行 ワタナベ
配置の変更については 
環境影響評価配慮書で示した図面から改良して
博覧会の計画内部での配置が変わった→生物生息空間などに配慮した

改良前と後の会場配置計画図
生物の生息空間や水辺環境の保全・活用に配慮されていると言うが

⑳ 建設費・運営費は7割以上が税金のはず
何故横浜市でやらないか?
業者選定はどうするのか?
⇒建設費320億・運営費360億を「いまのところ」
考えている→これから精査する
環境影響評価については市から承継している
業者選定は国家的事業であるので
透明性を確保してやっていく

㉑ 会場周辺が大渋滞で仕事に行かれなくなったら
一般社団法人が保障してくれるのか?
このままの道路事情では園芸博覧会など行えない
まず「生活」環境ではないか?
⇒評価項目の中に「生活環境の保全」あり

㉒ 次回の説明会はいつ行われるのか?
「準備書の説明会は来年度に予定している」
(「来年じゃ遅いよ!再来年から工事やるんでしょ?」の声)

㉓ 細谷戸ハイツ周辺
不法投棄、交通事故、道路舗装さえできていないが?
⇒対応できる物についてはしっかり対応していく
(横浜市と連携しながら)

㉔ 園芸博覧会では地下水を使うか?水道を引くか?
外来種にもしっかり対応して
⇒基本水道水を使う
外来種については どんな植栽を植えるかを決めてから 植物検疫法に基づき またガイドラインを決めて対処する(室内展示に限る など)

㉕ 交通混雑について 環境影響評価項目に入れている
との事だが 前提となる調査方法は土地区画整理事業の既存資料を使う 
土地区画整理事業の時には想定していなかった
パークアンドライドなど 広域調査の必要な新事業が出てきたはずだが?
交通への影響を真面目に調査しようとしていないのでは?
⇒条件が変わったので予測に関してはシミュレーションをしているが 交通量などの元データについては
土地区画整理事業の物を使っている
そこから予測をし複合的に評価を行う
(「町田や戸塚など広域に影響がでるのでは?」との声 ⇒パークアンドライドについてはこれから場所を選定する→「場所を決めなきゃ評価できないでしょ?」)

ふたたび パークアンドライドの候補図 10km圏内に1000台収容できる駐車場用地を確保すると言うが

㉖ 上瀬谷LINE(新交通システム)が出来なくなった今
この地域に1000万人の有料入場者数を受け入れられるのか?プランを見直す気はあるのか?
プランのフィードバックと修正がなければ
環境影響評価に意味無し
⇒「計画をやり直す」のではなく
より改善しなければいけないところは真摯に受け止める

㉗ 複雑な事業であるのに 説明会が少なすぎる
準備書にいく前にもっと説明会と意見集約をするべき
⇒環境影響評価方法書の説明会は(今までの例を見ると)3回 今回は4回行い、ホームページで動画や資料を公開している(から「無問題」)

3日目の説明会では
自分たちは「横浜市の事業を承継」し 「条例に基づい」て「適切に事業を進めている」から
テコでもこのやり方を変えないぞ!という「強い意志」がますます感じられました
この日は質疑応答が予定を1時間以上もオーバーしましたが 前回までに出た質問も多く 自慢のホームページに前日までの質疑を挙げておけば 時間の節約にもなるしもっと多くの質問をする事ができるのになぁ…と 家路を急ぎつつ思いました


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