骨髄ドナー体験記 第4回
※開店休業状態だったNOTEを活用すべくFacebookからの再掲です
体験記の第4回はいよいよその日です。
入院2日目:採取
7時前に採血と検温、血圧測定で起こされる。ぶっちゃけ眠いです。
朝食もなし、水も飲めないけど、手術着に着替えて準備完了。
手術着がなかなか届かず看護師さんがやきもきしたのは内緒です。
看護師さんにエスコートされ徒歩で手術室に移動。
しかし、いともあっさり手術室に通されてイメージが崩れ気味に。
エアシャワーとかかなかったし、なんならスリッパを履き替えないまま手術室に入ったし。
ベッドに移ってからは酸素吸入を受けながら点滴を刺す場所を探す探す。
3,4回針を刺されたけど結局ダメだとなって吸入麻酔に変更。
採血や献血のときいつも褒められるくらい血管は自信があったのに無念。手の甲は勝手が違ったか。
吸入麻酔自体はすぐ効きました。
「なんか麻酔効いてきました~~」と言ったが最後、有機溶媒の香りに包まれながらおやすみなさい…
「原野さん終わりましたよ~」と呼ばれて麻酔から目覚める。
麻酔が完全に効いてから2時間ほどたったらしいが、全く記憶なし(あたりまえ)。本当に起きたらあっさり採取終了していました。
そのまま病室に戻って絶対安静。仰向きのまま3時間ほどうつらうつらしてました。
麻酔時にじんましん?的な症状が出てたらしいですが、
麻酔(と7時前に起こされたのと)で眠いのと安静中だったのとで自分では確認できず。
とは言っても自覚症状は全然ないし大きな問題ではなさそうです。
他には、微妙に吐き気があったけど、実際に吐くほどではなく、そのうち吐き気も収まりました。
予定通り3時間後にお医者さんに見てもらって正式に安静解除です。
ですが、麻酔がまだ効いていて立ち上がろうとするとふらふら。
お手洗いまで数メートルの行き帰りにもナースコール必須でした。
かわりに、この時点では採取部位(腰)の痛みはほとんどなし。むしろ前日から絶食なのでお腹空いた喉乾いた・・・
抗生剤などを点滴されつつ、とりあえずバスケ中継を見て時間をつぶす。
昨日買っておいたヨーグルトも食べて空腹をつなぎ、夕飯も普通に食べられました。
微熱もあったけど、それは事前に説明は受けてたし食欲もあったから大丈夫。
夕食後、病院コーディネーターのKさん(変わらぬ美しさ)から「患者さんに移植始めた」、「『ドナーさんにありがとうと伝えてほしい』と伝言された」など伝えられました。
とりあえず最低限の役目は果たせたかなとホッとする。僕は寝てただけですが。
当日のメモを見返すと
「ふらふらがなかったら、明日午後から仕事に行けそなくらい元気」とありました。
しかし、夜になると麻酔が切れてきたか、ふらつきがなくなるかわりに腰に鈍い痛みが出てきました。
就寝前に美人看護師さんから鎮痛剤も出してもらったし耐えられないほどではない。
「痛みとかかゆみがあったら、いつでもナースコールしてね♡」とのこと。天使だ。
天使の愛(勘違い)に包まれながら翌日に続く。。