骨髄ドナー体験記 第0回
※開店休業状態だったNOTEを活用すべくFacebookからの再掲です
骨髄ドナーやりました。何回かに分けて体験談をあげます。
長いですが興味のある方は続きをどうぞ。
まずは第0回として、ドナー登録のきっかけとなったドイツ出身のサッカー選手、
レンナルト=ティー選手のドナー体験とエピソードを紹介します。
彼がドナーになった2017-18シーズン当時はオランダ1部リーグのVVVフェンロに所属。
ウィキペディアによるとそのシーズンは34試合中32試合に出場しています。主力と言っていいでしょう。
で、そのティー選手、シーズン真っただ中、しかも強豪であるPSVアイントホーフェンとの試合を欠場し、
ドナーとして骨髄(造血幹細胞)提供するとのこと。
ただし、彼が今いる場所は生き馬の目を抜く猛者がそろうオランダ1部リーグ。
相手チームの前に、チーム内でのポジション争いを勝ち抜かなければいけない。
せっかくポジションを勝ち取っても、欠場した試合で代わりに入った選手が活躍したらもう試合に出られないかもしれない。
それでもティー選手は
"自分には患者さんを助ける以外の選択肢はなかった(no other choice for me than helping him)"と言い切り、
骨髄提供のために強豪との試合はもちろん練習もしばらく休むという。。。
余談ながら、この試合はホームのPSVが勝利しました。
しかし、マンオブザマッチ(ゲームMVP)には敗れたアウェイチームであるVVVフェンロの、しかも欠場したティー選手が選ばれました。
また、ティー選手はその年のFIFAフェアプレー賞を受賞しました。
海外サッカーは詳しくないけど僕もいちサッカーファミリー。
ティー選手に続かねばと、
行きつけの津田沼献血ルームで「骨髄バンクに登録します」の一歩を踏み出せたのでした。