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【感想Ⅰ】多様性の科学

まだ、読んでいる最中であるが、一旦感想をアウトプットしたいと思う。


現段階での感想を一言で言うと

面接は人事経験の長い人が面接官をすべきではない」である。

その理由として、2点ある。1点目は人事経験が長ければ、独自の固定概念・採用基準に当てはめることで、志望者の能力を把握できない点である。
2点目は、1点目の理由から生まれる多様性の欠如である。

1点目の具体例として、ミスマッチが挙げられる。また、ミスマッチにより早期退職をする理由として、多様性の欠如が関係しているのではないかと考えられる。例として、上司との人間関係が上手くいかない・入社すると思っていたものと違う、といったことが挙げられる。この原因を生み出す根本的な問題として「アットホームな職場」や「同じ考えを持つ集団」の中に馴染めない = 早期退職に繋がると考えられる。しかし、企業は同じ考えを持つ人材を採用し続け、事業が行き詰まった際には、同じ考えを持つ社員しかいないため、解決できずコンサルに頼る。
本題から外れるが、どうすれば良くなるかを考えるのが仕事であり、それをコンサルにお願いしたら、お願いした企業の社員は仕事ではなく「労働」をしていると感じた。

2点目として、多様性の欠如により進めている事業・サービス・組織の問題点に気付かないことである。また、「多様性の欠如に気付いていない」
「上司の多様性への関心がない」といった問題が多様性の欠如に繋がっていると考えられる。

この2点を解消するには、上司や社長が企業を変えていくといった意気込みがなければ、難しいと感じる。更に、変化を起こす際にはリスク回避といった心理的な壁があり、リスクに対して果敢に挑戦できる経営陣が必要だと考えられる。

この多様性がある企業を作っていくには、ベンチャー企業が積極的に初期から多様性に関心を持ち事業を拡大していくことで、大きな発展に繋がるといった結論に至る。つまり、大企業は多様性を受け入れるのは難しいと言える。


「個人個人は違うが、人間・集団という枠組みでは同じになる」


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