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乗務員になる私にむけて、小さく旗をふってみる


タクシー乗務員になるには、条件がある。
1つ目は、第二種免許の取得
2つ目は、地理試験の合格(東京と、神奈川県、大阪府の場合)

なんと、第二種免許を取得するにも条件がある。
第一種免許を取得して1年
私は日本交通に入社する二ヵ月前に第一種免許を取得したため、すぐに乗務員になることができなかった。
その間、約1年。
条件に達するまでの期間、新卒採用の部署で働いた。
今年の3月、ようやく第二種免許を取りに行くことが出来る。
4月には、乗務員だ。

乗務員への心境


正直、やっとなれるんだという安心感が大きい。
日本交通に入社したのは「乗務員をやってみたい」という気持ちがあったから。
就活生時代、説明会に参加してからずっと憧れていた。
東京の街が好きだったし、自分軸で仕事ができる点に惹かれた。
その分、私は正直、「日本交通」という会社のブランド名で就職先を選択していない。

「乗務員」になるために就職したタクシー会社がたまたま「日本交通」だっただけだ。
乗務員になれれば、正直どこの会社でも良かったといえる。
そんな私だから、日本交通に入社するまでは会社の実態なんて少しも把握していなかった。

だから、私が二種免許取得までの期間、配属先が「日本交通本社の新卒採用」になるなんて思わなかった。
本社で働くなんて全く予想もしてなかった。
最終面接で私は何を評価されたのか?、半信半疑だった。
就活を真面目にやった記憶なんてないし、日本交通のことだってよく知らない。
そんな私を新卒採用のチームで働かせてくれるなんて……

新卒採用の思い出


入社式で会った日本交通の新卒採用はパリピの集まりだと思った。
美男美女の集まりで、気配りのできる人間ばかりだったから。
私は瞬時に場違いだと感じた。
恐ろしかった。
間違った意見を言ったり、言葉に詰まったりしたら、速攻で捻りつぶされる。
研修期間が始まるまで、ずっとそう思っていた。

でも、いざ研修が始まり、新卒採用チームの働き方や日本交通を知っていくたびに、私の不安は消えていった。
どんな言葉を言っても「それがあなたの個性だね」と受け入れてくれた。
自分の意見が言葉に変わるまで、待っていてくれる。
業務だけじゃない、そんな優しさがチーム中、いや日本交通中に広まっていた。
でも、それってなぜなんだろう。
人と接することを臆せず、関係を作ることを厭わないのだろう。
そう思う中で感じたことが、タクシー乗務員の経験だと思った。

日本交通というブランドの品質を保ちながら行う接客
タクシーでお客様が過ごすプライベートな空間を守ること
そして、お客様の命を守る責任

その経験の積み重ねから、新卒採用チームで働く社員は人との関わりを学んでいったのではないかと思う。
どんな姿でもありのままを受け入れてくれる懐の深さがあるから、日本交通の選考を受ける学生の多くが「人の温かさ」に惹かれるのかもしれない。

私自身、「日本交通」を選んだ理由は「人の温かさ」だ。
人と関わることにいつも奥手で、どんな風に話せばいいのか迷っていた私にとって、この理由を持てたことはとても大きかった。
いつか、私を迎え入れてくれた新卒採用にいた先輩のように「人の温かさ」を持つ人間になりたいと思う。
その魅力を持って、多くの人と関わりたいと思うし、社会人としてもっと成長ができていければあらまほしい限りだ。

おわりに


私は、昔から人と関わることが苦手でした。
それでも、私は様々な人と関わる乗務員になろうと思います。
半年後の自分がどんな生活をしているのか全く想像がつきません。
辛くて泣いているかもしれないし、案外楽しくやっているかもしれない。
どちらに転んでも、明るく楽しく元気よく、毎日を過ごしていれたらいいなと思います。

                               おわり


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