Poem)「ねこねこ猫」
『まえばし猫町フェス2019』参加作品
「ねこねこ猫」詩 Arim 写真 雪之情さん
私の名前は「ねこ」
誰がつけたか知らぬが
いつの間にか、ねこで通っている
「猫」とは、我が一族のこと
人間の歴史書にも書いてある。
私は野良猫。母さんは捨て猫。
飼い猫、売り猫、放浪猫、
全て、猫は猫だ。猫に優劣はない。
皆自分は誇り高き王様だ、と思っている
生まれるとはそういうことだ、諸君。
ねこ、と誰かが呼ぶ時
私は1番猫らしく振る舞いながら
呼んだ声主の方を振り向いてみせる。
その人間と気が合えば、
近くへ歩いていってもいい
猫とは、そんな優雅な自我を持って
いる美しい生き物だ
私たちは今日も猫として生きる。人はどう?
※※
まえばし猫町フェス主催 Tw @RyutoArai
写真コラボ 雪之情さん Tw @furyurudainyao
#Arimの詩 #詩 #現代詩