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Arim(ありむ)
2019年8月17日 12:28
お盆だったので、父のことを少し思い出していた。…仕事で忙しかった父には、子供の頃はあまり顔を合わせる時間がなかった。だが、リビングの書棚には子供向けの本を買っておいてくれてあった。読んでもらったことも多分なかったし、読みなさいとも言われなかったけれど。小学校2年位になって、誰もいない部屋で、なんとなく分厚い本を手に取り、頁をめくり活字を読み進められるようになっていった。毎日、本の続きや、次の
2019年8月4日 15:00
ある思いの深い淵を誰もが持っているだろう。意識するしないはあろうが、そこから生まれてくるテーマが、姿を変えながら心の底に、地下水のように流れ続けて。その存在を感覚は認識しているが、一言で名指すことはできない大きなうねりを伴う生き物のようにある。自分の根が始まるところ、発露の水流。他者の表現に触れた時に、心動かされ、気づきを頂いたり感動する時は、自分の中に流れる命の水流を