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Arim(ありむ)
2018年11月2日 04:12
いつまでも綺麗な小石を集めたり、小さな虫の模様を眺めたり、考えてみたら、小さな子供とは心が膨らむ時間を過ごした。そして、大人の心にはいつもその扉があることを知っている。詩や絵本は、柔らかな風のようにその扉を開けてしまう。どこかに置き忘れた鍵は見つかる、そんな時間に出会うことがある。 #詩 #現代詩 #エッセイ
言葉は名前です。物の名前だったり感情を表す言葉だったり。汚い言葉も綺麗な言葉もあります。人を罵ったり、陥れたり、欺いたり。そんな役割を持たされる言葉もある。言葉とは必ず人に向けられるもの。そして、自分に戻る。偽りや大袈裟に武装した言葉は、砂の城のようにいつか自分をも崩していく。美しい言葉によって世界は変わる。失われた羽さえ生まれてくる予感に満ちる。目の前の木々を渡る風に、宇