重い腰を上げての初投稿
われながらドン引きですが、先ほどこんな(↓)通知が届きました。
なぜnoteアカウントを開設したのかすら覚えていませんが、本日が49歳の誕生日なので、重い腰を上げて初投稿します。
40歳になったときに「不惑」と呼ぶことを知りました。
さすがは、孔子!
されど、こちとら特技と自負できるものが何もない名もなきオサーンゆえ、公私にわたって惑わされ続けています。
……といった駄文を綴るのも不毛極まるので、この節目にメディア稼業のはしくれとして最近感じていること、考えていることを記そうと思います。
沼倉有人(ヌマクラアリヒト)と申します。
デジタルベースの映像制作とデジタルコンテンツ制作領域を中心に、雑誌的なメディアの編集者として活動しています。
2022年1月から、「映像クリエイターを無敵に。」をビジョンに掲げるVook(ヴック)で、僭越ながら編集長という肩書きを拝命して、Vookサイトをメディアとして強化すること(主にはコンテンツ面から)に取り組んでいます。
2005年10月から2021年12月末までは、CGWORLD(正しくは、CGWORLD + digital video)という今年7月10日(水)に発売した312号で創刊26周年を迎えた月刊誌&Webメディアの編集部に籍を置いていました。余談ですが、CGWORLDが20年以上(30年近く)という長きにわたって継続できていることは本当にすごいと思います。
さらにそれ以前は、2000年4月から2005年9月末まで東北新社CM本部(当時)所属のオフラインエディターとして、Avid(Media Composer)とFinal Cut Proを使って(ほんの少しだけAfter Effectsも)、CMなどのオフライン編集を担当していました。
われながらじじいの昔話極まるなと思いつつ、当時はSDからHDへの過渡期であると同時に、アナログベースからデジタルベースのワークフローへの移行期でもあったので、ある種のパラダイムシフトに現場で立ち会うことができたのはとても良い経験になっています。
映像編集者から雑誌編集者へキャリアチェンジと書くと聞こえは良いのですが、あまり深く考えずに根無し草のように生きてきた結果になります。←笑えない
——ですが、自分のような半端者なりに、日本の映像制作現場をより良くしたい、ジャンルを問わず映像制作に取り組まれている方々の一助になりたいという思いで記事づくりに取り組んできました。
自分は一線から身を引いてしまいましたが、そんな自分だからこそCGか実写か、デジタルかアナログかなどを問わず映像制作に取り組まれていらっしゃる方々に畏敬の念を感じずにはいられない次第です。
そんな思いを込めつつ、その時々の企画や読者ニーズを考慮しながら記事づくりに勤しんできました。そしてチャンスを見つけると、こっそり上述した思いを記事に反映してきました。それは今でも変わりありません。
「で、そんなお前は最近、どんな記事を作ってきたんだよ?」
——ということで、過去1年に担当してきた主な記事を紹介させてください。
※時系列を遡る順番で
——最新の記事が、今朝公開したPixomondoのバーチャルプロダクション事業担当者へのインタビュー記事。そして、ちょうど1年(と1日)前に公開した記事がNetflix『ONI ~ 神々山のおなり』のメイキング記事ということに気づきました。誕生日に担当した記事を公開することをねらっているわけではありませんので悪しからず。。
Vookにジョインしてから心がけてきたことのひとつに、「ビデオグラファーに代表される個人もしくは小規模で映像制作に取り組まれている方々と、劇場映画やドラマシリーズのような大規模で映像制作に取り組まれている方々との相互理解につながる記事づくり」があります。
それに加えて、あらゆる映像制作をサポートすることを目指すVookだからこそできるのではないかという思いから、「必然的にアナログ要素が介在する実写撮影を主とされる方々と3DCGやVFXといったデジタルベースの映像制作をされる方々との相互理解に寄与する記事づくり」の具体的な施策として、バーチャルプロダクションをテーマとした企画には特に力を注いできました。
ふり返ると「もっと上手いやり方があったのでは」などと反省ばかりが先立ってしまう性分ですが、手がけた記事たちがジャンルを問わず、プロアマを問わず、映像制作に取り組まれていらっしゃる方々の一助になれていたのなら本望です。
もっと色んな切り口の記事づくりにチャレンジしたいと思っているので、自分が得意とするCG・VFXだけでなく、実写撮影や照明、さらには美術、音響、あるいは制作進行をテーマにした記事も発信していきたいと思っていますので、ご意見・ご要望、リクエストなどお気軽にお寄せください。