ET技術?ロッキード・マーティンは口を割るか
ロッキード社と言えば、自分世代なら「ロッキード事件」で名前を覚えたように、昔はトライスターなどの旅客機も製造していたが、1995年にマーティン・マリエッタ社(既にゼネラル・エレクトリック社の航空宇宙部門を買収していた)と合併してロッキード・マーティン社となり、今では世界最大級の軍需産業メーカーである。
主な製品は、F-22、F-35戦闘機、その他あらゆる軍用機器や各種ミサイル、宇宙機などだが、特に「スカンクワークス」と呼ばれる、先進技術開発チームが、U-2やSR-71、F-117など多数の傑作航空機を生み出して来た。
その、スカンクスワークスで30年以上エンジニアを務めた、スティーブ・ジャスティス氏は、UAPビデオをメディアにリークした、TTSAの一員であるが(過去記事参照)、スカンクワークス時代に過去の資料を調べるうち、UFO目撃が記録されたファイルを見つけたという。
守秘義務があるため詳細は話せないようだが、UFO/UAPの推進システムについて、どうやら何かを知っているらしく、仲間内だけには、その一端を漏らしている可能性はあるだろう。
(ちなみに元ロッキードの研究員としては、2014年に亡くなったボイド・ブッシュマン氏が割と有名で、エリア51でUFOや宇宙人について研究していたという話が、今でも結構拡散されているが、いかにもフェイクそうな宇宙人遺体写真を見せたりしている事から、真偽を疑問視する声も多い。
同僚から聞いた話を自分の話にしてしまった可能性もあるが。)
AAWSAP/AATIPを立案し、TTSAの顧問的立場だった、ハリー・リード元上院院内総務は、今年4月のインタビューで、「ロッキード・マーティン社がUFOからの回収物の一部を持っていると何十年もの間、聞かされていたので、議員時代にペンタゴンに申請してその資料を見に行こうとしたが拒否され、理由も説明されなかった。」と答えた。
また、先月、UFO研究家のリチャード・ドーラン氏は、信頼できる筋からのリーク情報として、上院に提出されたUAP報告書の機密版に、DARPA(国防高等研究計画局)の"Advance Group-6"と呼ばれる機密グループによって管理されている、反重力を含む8つの先進的推進技術※についての報告があり、これらはネバダ州の「エリア51」と「トノパ空軍テストレンジ(エリア52)」で研究・実験されているが、これらを含むネリス試験訓練場以外では飛行しておらず、UAPレポートで特定された143件の未確認クラフトは、これらではないとYouTubeで発表した。
※
1 エネルギーパルス推進システム(EPPS)
2 イオン推進システム(IPS)
3 反重力推進システム
4 反物質推進システム
5 ラムジェット水素推進システム(RHPS)
6 圧縮核推進システム(CNPS)
7 エネルギー研究のためのエキゾチック元素の高度利用(ET関連項目)
8 K-Songエネルギー/推進システム研究プロジェクト(KEPSRP)
しかし TR-3Bが、その1種だとすると、世界中で目撃されているのだが。
つまり、ぶっちゃけUFO型機を開発はしているけれど、ニミッツ事件やセオドア・ルーズベルト事件のUAPではないよという話だろうか。
そうでないと、公開版のUAP報告書と矛盾が生じてしまうだろうが、もし、アメリカ製ではない事が確定的とすると…?
さらに、元AATIPのブログラム・マネージャー/ディレクターであり、その後、TTSAの主要メンバーにもなった、ルイス・エリゾンド氏は、先日、YouTubeチャンネルの"DrJ Radio Live"に出演した中で、「ロッキード・マーティンがチックタックを開発したと思うか? 直接聞いてみたか?」との視聴者からの質問にこう答えた。
「私たちは尋ねたか? イエス。でもその答えを言うつもりはありません。
なぜなら、その一部は、特定の組織や軍需産業の承認が必要だからです。
私は彼らに代わって回答する自由はありません。
今のところ、これ以上のことは言えません。
というのも、それはまだ始まったばかりだからです。
そして、本当のことを言うと、私たちが一番したくないことは、ホリネズミを怖がらせて穴に戻らせてしまうことです。
それは今、穴から頭を出しているのです。
そして、私たちはそれをなだめすかして、こう言っているのです。
出てきてもいいんだよ、この会話をしてもいいんだよ、と。
私がしたくないのは、先回りして何かを言ってしまうことです。
突然、ホリネズミが次の70年の間、地下に戻らなければならなくなるようなことはしたくないのです。」
つまり、今、説得中だから待っていてくれということのようだが、事実上、UAPを開発したのは、こいつらだと認めているのだろうか。
やはりTTSAで、ジャスティス氏から内々に聞いていたのか。
あるいは、スカンクワークスで墜落UFOのリバース・エンジニアリングを行っていたのは事実だが、やはり最近出現しているUAPではないと認めさせたいのかもしれない。
ちなみに、NEW YORK POSTの最新記事によると、
以前の記事でも登場した、情報サイト"THE BLACK VAULT"のユーチューバー、グリーンワルド氏が、機密版のUAPレポートについて、情報開示請求したというので、少しでも開示されるのかと期待していたが、17ページある事だけ分かったという。
公開版と重複部分もあるとすると、せいぜい8ページ前後かという拍子抜けな話なのだが、エリゾンド氏は、「混乱が生じていますが、完全な報告書は70ページ以上ありますのでご安心ください。」と言っているし、144件のUAP分析がそんなに短いはずはないので、添付資料とか何とか、簡単には存在が分からないようにしてあるのかもしれない。
グリーンワルド氏は、それも開示請求中だという。
UAPについては、下院でも公聴会を開く動きが出てきており、今後も情報開示の流れは続きそうで結構な話なのだが、その流れは果たしてどういう方向性を持つものなのか。
まずは地球外由来の技術開示を行い、いずれは地球外生命体の存在を認めるのか。
それとも正体不明のUAPに対抗するためと称して、宇宙軍拡競争の道を突き進むのか、まだまだ予断を許さないだろう。