伏兵の躍動
2戦連続サヨナラ勝ち。北村、増田と投手として登板経験のある2人が本職の野手として躍動した。
増田は一軍に出始めた頃、ちょうど2連覇していたあたりは終盤の切り札として非常に重宝されていた。快速を生かして代走中心で20盗塁したり、守備でもショートでいいプレーを見せて、なんなら坂本の後釜になるか?みたいな雰囲気も見せていた。打つ方も打席は少ないながらも結果を出すまさに鈴木尚広コーチを彷彿とさせる存在だった。
ところがここ2年は打つ方がカラキシになり、走る方もイマイチで守備も内外野を守りながらもたまに凡ミスをしたりと、あまり観戦ができない中でも明らかに立ち位置が危うくなっているのを感じていた。
今年も内野守備ではルーキー門脇が結果的に坂本をサードに押し出す活躍を見せ、本来そこに収まっておきたい足の切り札のポジションも重信が君臨して一二軍を行ったり来たりと存在感が薄れてきた中で踏みとどまったこの一打。チーム方針もあってか極端に走らなくなった現状でまだまだ見せ場を作ってほしい選手の1人だ。
守護神として無双していた田口を崩せたのは大きい。昨日の清水も含めて絶望感しかなかった投手を捉えられるとまだ分からないぞとワクワクさせてくれる。ライデルとか岩崎とかそこらへんも打てたらいいんだけどね。