好きな色からなくなる絵の具 #お絵かきするとき知っておきたいこと01
絵の具セットを買ったから安心していたら。こどもたちから催促。
黄色がないよ。
青がないよ。
絵の具も。クレヨンも。好きな色からなくなります。
まだ、加減ができないこどもたち。絵の具だって、全力で出しますよね。出し過ぎー。って言いたくなる気持ちもわかります。もったいないなぁと思うんですよね。だって、また買わないといけないから。
でも。
◎モノを大切に扱うこと。
◎ちょうど絵の具を出すこと
◎のびのびとやってみること
これの全てを一度に身につけるのは、大変です。
欲張りすぎずに長い期間でこどもたちのこと見守りたいと思います。
◯ ピンク大好き問題
ところで絵を描くときの会話って何て声をかけていいのか?わからないそんな声を聞くことが多いです。
特に。いつもピンクばかり選んでしまって他の色に興味が持てないという声があります。
そんなとき。みなさんならどうしますか?
(どうしてピンク大好きなのか?については、また改めて考えてみたいですね。)
◯ 好きなものを遠ざけるともっと遠くなる
例えば、私たちならこうします。
実験1 飽きるまでやってみる。
まずは、こどもたちには、好きな色をめいいっぱい塗ってもらいます。
こどもたちが好きなものを主張しているとき。一度心から受け入れてみてはいかがでしょうか?
それは、もしかしたら思いつきかもしれないし。もっと好きになるものかもしれません。
好きなものを遠ざけると。他のものが受け入れなくなることがあると思うんです。
取り替えるよりも。加えていいく感じ。それだとこどもたちも安心しやすいように思います。
実験2 大人が真似をしてみる
さて、絵を描いたりするとき。大人は、何もせずに腕を組んで見ているということありませんか?
手を出さないということは大切だけれど。監視されてるような感じだとこどもたちも違和感を感じるようです。
私たちは、伝えたいことがあるとき。
その隣で、私たちもこどもたちと同じことをしてみたりします。
このとき。こどもは、どんな反応をするでしょうか?
真似されて嬉しい。それが嫌だ。特に反応しない。というようにその子らしさに出会えるはず。
この後。私たちならいくつかのあそびをやってみます。
◎ピンクが塗れたら、その隣に他の色を塗ってみる。
◎ピンクの種類をつくるあそびを始める。
その他にも色々な実験があります。
(また、別の記事でお届けしてみたいと思います。)
このときの声のかけ方も色々と試してみます。
◯ もし、反応がなかったら?どうするの?
もし、そのときに反応が良くなくても過剰に気にすることはないと思います。
全てが伝わらないことに焦るのは、大人の都合かもしれないと思います。
こどもたちにとっては、最初は、わからないこともあります。伝わったことが表に出ないときもあるし、本人の好みでないこともあるはず。
けれど。いくつかは、記憶に残っていくと思うんです。
経験を重ねているうちに。あのときのこと覚えていたんだと思うこともありますから。
それが食わず嫌いではなく。世界を広げる何かになってくれたら。それが私たちの願いです。
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私たちのできることは、そんな一つ一つの経験の機会をつくるかなと思います。
誘導するような声のかけ方ではなく、こどもたちの世界を広げる手がかりをいっしょに探すことができたらいいですよね。
さぁ。いっしょに実験しましょう。
次回、更新予定の『 #お絵かきするとき知っておきたいこと02 』は、
◯ はみ出す力とお絵かき
また、読んでい頂けたら嬉しいです。
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