あの日見た店員さんの名前を僕達はまだ知らない
まだ新型ウイルスが蔓延してなかった頃の話。
私は家族で某ステーキハウスに昼食を摂りに行った。
その日はクーポンで安く食べられる為にみなウッキウキで行って、実際安かった上かなり美味しくて満足だった。
その時レジを担当していたのは浅黒い肌のお兄さん(恐らく海外の方)で、まだ研修中らしく年上の上司らしき人に指導して貰いながらレジ打ちをしていた。
お兄さんの初々しさに「いずれ僕もあんなふうにバイトするんだろうなあ」と何となく親近感を感じながら、親の会計を隣で見ていた。
唐突な悲劇はお会計の時、不意に訪れた。
親「支払いはペイペイで」
お兄さん「ペイペイですね」ピッ
上司「ほら、ペイペイって言って」
お兄さんとスマホ「ペイペイッ」
?????????????
これが事態の全貌であった。
本当にこういうことが起きたとしか言いようがなかった。
確かにあのとき、外国人の店員さんは上司に命じられて「ペイペイ」と鳴いたのだ。
アレは本当に何だったんだ……?
今回はその考察をしたいと思う。
1.お兄さんは上司に調教されている
そんなわけ無いだろ。失礼だぞお前。
ほら、ダディクールもこう言ってるだろう。そんなふざけた話が聞きたくてnote見てる奴なんていないんだから。
でも本当にそうか? 「調教」という際どいワードに引っ張られているだけじゃないのか。これがもし「社員教育」の一環だとしたらどうだろう。
上司が部下を指導(ある意味では調教)するのは至極当然のことではないか。
そして裏を返せば、それはステーキハウスにはPayPayで支払った客に「ペイペイ」と唱える制度があるということの証左となるのだ。
いやそんなわけ無いだろ。
2.上司の趣味
もう名誉毀損だろ。
なんだこの見出しは。インターネットの匿名性に胡座をかいて昔の事を散々こき下ろしやがって。
この店員たちがお前になんの危害を及ぼしたんだ。何もないだろ。ただ「ペイペイ」と奇声を発しただけなのにこんな記事を書かれるとは向こうも思ってないだろう。
本当にこれはデレマス10thライブ真っ只中の時期にやることなのか。天海春香の誕生日に書くことなのか。
いや、立ち去るのはちょっと待ってほしい。
『火星に住むつもりかい?』という小説をご存知だろうか。伊坂幸太郎著の、平和警察が支配するディストピアと化した仙台を舞台としたフィクションだ。
物語の中では善良な市民を拷問にかけ、知りもしない事を自供させ処刑するサディスティックな警察官が描かれている。
この上司も同じではないか?
自らのサディズムを満たすために部下に意味のない「ペイペイ」と鳴く行為を強要するド変態なのではないだろうか? 私はそう考える。
重ねて申し上げよう。
そんなわけ無いだろ。
おわりに
僕が君たちに提供出来る事実と考察はここまでだ。一体この出来事は何だったんだろうか。
因みに、次にその店に来たときにはその二人は店のどこにもいなかったよ。
辞めちゃったのかな。
みんなはどう思う?
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