22-23POGを振り返る

ご無沙汰しております、ありとあらゆるものに追われていたら投稿がかなり開いてしまいました。
時間をくれ時間を。

今回は22-23シーズンで参加したPOGの振り返りです。
例によって緩ーく総括していくので今後秋・古馬になってからの参考にでもなれば幸いです。
それでは今回もよろしくお願いいたします。

netkeiba・ウマ娘POG共通編

昨年参加したPOGはnetkeiba POGと競馬インフォメーションクラブ様主催ウマ娘POGの2つです。
netkeiba POGはnetkeibaの方でルールを確認していただき、ウマ娘POGのルールは…過去記事漁ってください、なんか貼るのがめんどくさい←

てことでまずは両方で指名した馬の振り返りです。

1.マルケッサの2020(ドゥラエレーデ)

7戦2勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥8,497万
主な競争成績
2022 ホープフルS G1 1着
2023 UAEダービー G2 2着

ホープフルSで1発出せるだろうと思っていたらその通りにG1制覇を果たして私を狂喜乱舞させた挙句、皐月賞に進まずドバイを選び2着で更に狂喜乱舞させKYダービーこそ自重したもののダービーに駒を進めてくれた22-23シーズンPOG指名馬中の大ホームランバッター。
ダービーこそスタート直後に大きく躓きジョッキー落馬で競争中止となったが、あの躓き方で落ちない方が不思議なので仕方ない。
ダメージも余り無かった様な上に未だに能力の天井が分からないので次走宝塚記念で何かミラクルを起こさないかと注目する次第。

血統的にAlmahmoudのスピードをベースに大量に持つノーザンテースト・トニービンのHyperion由来のスタミナ・持続力を武器にしており中々バテずに粘るのが魅力。
特にサンデーサイレンスのクロスを持つと脚を溜めないとどうにもならないケースが目立つ中、そういった気配を感じさせないハイペース耐性を感じさせるのは◎。
余り第二の〇〇みたいな表現は好きでは無いが、スタートの1歩目が踏み込んでいけるタイプ故にタイトルホルダーの様に成れる可能性は大いにある。

2.ロザリンドの2020(オールマイデイズ)

4戦1勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥920万
主な競争成績
2023/2/12 東京1800m3歳未勝利 1着

リアルスティール初年度産駒はこれで全て頂き!と思っていたがキレない。とにかくキレない。というかリアルスティール産駒全般がとにかくキレが無く硬い。
日本の現代競馬に於いてNorthern Dancerが強い程牡馬はパワーに振れ過ぎてダート寄りに出やすい、というのは割と定説ではあるが、それ以上にMonevassia≒Kingmambo-Misesqueの主張が激しく正直日本国内向きなのかすら怪しいのが現状である。
現状産駒からPOGを狙うのであればNorthern Dancerをなるべく注入せず、かつHalo・Sir Ivor-Sir Gaylord・Red God・Tom Fool等瞬発力・俊敏さを刺激してやれる血統を狙う他無いだろう。
逆にキングカメハメハ等でKingmambo≒Monevassiaをクロスさせるのは大物を出す、という点ではいいかもしれないが逆に3歳秋や古馬になってからの活躍に偏りそうである。

本投稿を執筆時点(2023/6/11)で3歳1勝クラスに出走したが、ラスト3Fメンバー最速を掲示したものの内容としてはスローを押し上げていった形。
能力はあると思うが本領発揮は秋以降だろうか。

netkeiba POG編

続いてはnetkeiba POGのみにて指名した馬たちです。

1.ゴーマギーゴーの2020(オープンファイア)

3戦1勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥2,741万
主な競争成績
2023 きさらぎ賞 G3 2着
2022 アイビーS L 3着

言わずと知れた限られたディープインパクト産駒最終世代の1頭。
ディープインパクト×Ghostzapperでギベオンみたいなタイプだったらちょっと嫌だなぁと思っていたらかなり父寄りで長く脚を使うのが〇。
だけど父寄りな分ステイヤー感が強く、反応が鈍い点があるのも事実でそれが結果としてアイビーS・きさらぎ賞の差し損ねに繋がっている部分だろう。

脚元がモヤつくということでダービーを自重し、休養に入っているがこれが大事にならず菊花賞に出てきたらなと思うところである。
ただそれ以上に色々と可能性のある馬であるので変にクラシックに拘らずに様子を見て決めてもらえたらと思う。

2.ラクレソニエールの2021(ルモンドブリエ)

2戦1勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥962万
主な競争成績
2022/11/13 黄菊賞 1勝クラス 3着

POGで候補に入れる際、基本的には種牡馬と肌馬での5代血統表内外での仕掛けを重視し父・母だけで決めるようなことは余りしないが、何故かこの馬はそういったものをガン無視して登録しようと思った。所謂直感である。
が、まさかの屈腱炎で引退。なんでや。

Sadler's Wellsの4×4を持つ辺りで皐月賞なんか夢を見たもんですが叶わず。無念。

3.ラヴェリータの2020(メジェド)

3戦1勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥878万
主な競争成績
2022/12/17 2歳未勝利 1着

圧倒的趣味枠で選んだ1頭。
いい加減芝でホームラン出さないかと思いつつもやっぱり感じていた通りダート馬だった。
UAEダービーとか行けないかなーと思ったものの前述のドゥラエレーデがUAEダービーで2着になった際、海外での賞金加算は計算外というルールを始めて知りどうでもよくなっていた←

それにしても父ディープインパクトの時からそうだったが、Unbridled's Songと組み合わせてもダートに出たり、キズナ産駒に変わってその分キズナのニックス配合であるGone Westが絡んでもまだダートというのはマジでよく分からない。
あと馬体・走法に明るくない自分からしても何か走り方がおかしいと感じる。何なんだこの馬は。
今年は産駒がいないが来年キズナ産駒の全弟がデビュー予定なので多分懲りずに指名します( )

4.アウェイクの2020(ブライトサイン)
5戦1勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥627万
主な競争成績
2022/10/10 2歳未勝利 1着

レシステンシア等を筆頭に桜花賞を始めとする阪神牝馬G1に強いダイワメジャー産駒の次の候補として温めていたハービンジャー産駒から、Sir Ivorをクロスして柔らかさを表現してやれるディープインパクトとの配合。

特に本馬はゴスホークケン・ステラヴェローチェが出ている早期からの活躍を期待できるオールザウェイベイビーの牝系であるところか本馬をチョイスしたが、残念ながら気性面等もあり大きく活躍することはできていない。
ただしここまで5戦使えており、現時点で6/17の下北半島特別に登録しているくらいコンスタントに使えてはいるのである意味では成功と言ってもいいかもしれない。
次走勝って秋に紫苑Sからの始動、というのはあってもいいと思う。

5.ホームカミングクイーンの2020(アイリッシュパール)

2戦0勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥110万

内国産種牡馬産駒から初の英国クラシック制覇となったSaxon Warrior、牡馬だとNorthern Dancerが強い分ダート馬になりかねない為、牝馬でありデインヒルをクロスするという点から青田買いの気持ちでチョイスしたが未だ勝ち上がれず。
仮に牝馬クラシックが無理でもNZTを始めとした中山で好走してくれたらと思ったが高望みになってしまった。

血統故にこのまま勝ち上がれず引退となっても繁殖牝馬として道はあるが果たして何を付けるか問題は大きい。
個人的にはブリックスアンドモルタルがいいと思うがノーザンファームさん、いかがでしょうか。

6.ポルトフィーノの2020(ポルトロッソ)

3戦0勝 ダービー終了地点中央獲得賞金無し

名牝エアグルーヴの牝系で「産駒から大物がでるはずだ」と大切にされている繁殖牝馬ポルトフィーノの仔だが、とにかく気が悪い様でどうにもならない様子。

それにしてもこの兄弟姉妹、大器の片鱗を見せた馬に限って脚元が弱く、丈夫に出てる時程気が悪くなりがちなのはマジでなんなんですか。
流石に期待より指名するリスクの方が高くなってしまった感が拭えない状態です…

7.プレシャライジングの2020(ジャクソンルーツ)

2戦0勝 ダービー終了地点中央獲得賞金無し

キズナ産駒に於ける早期からの活躍馬としてディープボンドが分かりやすい様に軽さを補ってやることでウインドインハーヘア・Pacific Princessの重厚さを軽減してやるのがコツであるが、敢えてキズナ産駒の大物を狙ってSpecialの血にForliを増幅した牝系である本馬をチョイスしたが完全に裏目に出てしまった。

ただし調教は相変わらず動く様子なのでダート替わりで一変等は期待して問題無さそう。
でも芝で活躍するところが見たかったかなぁ…

8.ロスヴァイセの2020(スキルヴィング)

5戦3勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥7,402万
主な競争成績
2023 青葉賞 G2 1着
2023 ゆりかもめ賞 1勝クラス 1着

ロジユニバース・ソングライン・ディアドラ等の活躍馬を多く輩出してきたソニンク牝系で、キタサンブラックの王道配合である持続力・粘着力を活かすトニービンを絡めつつシンボリクリスエスを挟みながらサンデーサイレンスのクロスで爆発力を強化した配合馬。
もうダービー以外目指さないという使い方でいよいよ青葉賞勝馬からダービー馬が出るかと思ったが非業の死を遂げてしまった。

後述するウマ娘POG編のノッキングポイントと合わせてダービー3頭出しの中で最もダービーに近い存在だったろうし、単純なレース結果だけで捉えてもハーツコンチェルトとの相手関係や手応えから考えて4コーナーを回ってきたときは「これは獲った!」と思ったものである。

尚大体の競馬ファンであれば分かっていると思うが、心房細動ならともかく急性心不全は病名の通り本当に急に起きる為本当にどうにもならない。それこそサラブレッドだけでなく人間にだって起こる症例だ。
レース後「夢のダービーの舞台だから状態が悪いところを無理矢理出走させた、だからこのようなことが起きた」みたいな論調が各所で見受けられたが、本当に前から状態が悪ければスクラッチしていただろう
ここ数年出走取消を見なかった為見る側の意識が薄れているだけだと思うが、2014年にウインフルブルームが無念の出走取消をしている。
外野は無駄な邪推をするべきではない、そんなこと考えている暇があったら次の馬券のヒントを探ったり次期の活躍馬を考えたり、それこそ引退馬の支援の仕方を思案する方がよっぽど賢明であるとここに声を上げておく。

ウマ娘POG編

続いてウマ娘POG編です。
サクサク行きましょう。

1.チェッキーノの2020(ノッキングポイント)

6戦2勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥6,593万
主な競争成績
2023 東京優駿 G1 5着
2023 毎日杯 G3 2着

2022年東の1番星だった1頭。
SpecialにForliを増幅した血統でマイルから2000m、特に皐月賞まで持っていくのではないかと思い既走馬指名可能なルールに乗っかり指名した。
ただサンデーサイレンスのクロスの影響の方が強く、マイルだと追走ペース耐性に苦しめられ思う様に賞金を加算できなかった。
しかしそこから200m距離を伸ばした毎日杯で活路を見出すことができ、ダービーでは15番人気ながら5着と健闘した。

近年のマイル・中距離戦では澱みのないラップを刻む強力な先行馬が増えており、その中で重賞戦線を戦うのは容易ではないがモーリス産駒らしい成長を見せてここまで思うような活躍が出来なかった分を晴らす走りを見せて欲しい。

2.メチャコルタの2020(ダイヤモンドハンズ)

2戦1勝 ダービー終了地点中央獲得賞金¥1,487万
主な競争成績
2022 札幌2歳S G3 3着

こちらは2022年西の1番星。
距離があからさまに合っていないところを無理矢理勝ち上がったことで今後のローテに幅を持たせられるという点で指名した。
が、まさかの骨折が判明、集計期間中は札幌2歳Sがラストランとなってしまった。

ただ、復帰緒戦となった6/10の甲武特別では粗削りな内容ながらもいきなりの古馬との対決で一定の能力は示した。
夏場の成長次第では秋は菊花賞に乗せるのも不可能ではないだろう。

3.スマッシュの2020(スマッシュキング)

3戦0勝 ダービー終了地点中央獲得賞金無し

2021年ユニコーンS覇者であるスマッシャーの半弟で、エピファネイア産駒の大物を出す配合系であることから期待した1頭。
残念ながらサラブレッドオークションに懸けられた様で地方移籍となりそうである。
確かな情報が少ないので適当なことは言えないが、地方移籍であればサクッと2勝して中央復帰といきたいところである。

4.ルシュクルの2020(エメイヴェイモン)

4戦0勝 ダービー終了地点中央獲得賞金無し

ビアンフェ・エントシャイデン・ブランボヌールの半妹。
函館開催こそ間に合わなかったものの、仕上がり早の血統故に速攻系としてチョイスしたが新馬戦取消から始まって歯車が狂いっぱなっしの様相。
どうにかならないものか…

5.アステュートの2020(ウインフロリゼル)

6戦0勝(中央3戦0勝) ダービー終了地点中央獲得賞金無し

Northern Dancerが強いリオンディーズ産駒の成功系の1つとして繁殖牝馬にNorthern Dancerの血が薄い肌馬を持ってくることで緩和してやるというパターンがあるが、母アステュートはNorthen Dancerを1本も持たず、またセイウンコウセイや古くはタイキフォーチュンを出した牝系で期待した1頭。
特にネットの海を流れる情報の中には「クラブではこの年トップレベルの動きを牧場でしている」というのがあり尚更期待したものだが、中間育成が上手くいかない等苦労の方が多かった模様。
それでも外厩先に入ったら一気に良くなったとの声が見受けられもしかしたら、と思ったが好転はしなかった様だ。
サラブレッドは難しい…

6.ヘラルドスクエアの2020(サンライズブラスト)

5戦0勝 ダービー終了地点中央獲得賞金無し

エピファネイア×キンカメ×サンデーの大物を出す配合の中でホワイトマズルを挟んだ配合系で3代母マンハッタンフィズはマンハッタンカフェの全妹というところでデアリングタクトに似た雰囲気を感じで選択。
緒戦こそルメールがペースを読めていない様な走らせ方だったので目を瞑ったものだが、そこから先は集中せずに走ったりと中々苦労させている様子。
TT型のエピファネイア産駒や配合に合わせる様なレース選択も見受けられ厩舎もかなり頑張っている様である為多少でも報われて欲しいところだが…

7.メイショウボーテの2020(メイショウアヤカゼ)

6戦0勝(中央4戦0勝)

何となく松本オーナーの馬からまた1頭出そうだなと思い、ジョーカー的観点から本馬をチョイス。
正直未出走で終わるかと思っていたが無事中央デビューし4戦使い今は園田競馬で頑張っている様子、未だ未勝利ながらも賞金を持って帰ってきてる様子だ。
それにしても松本オーナーの持ち馬、かなり孝行馬が多い気がする…

8.エリドゥバビロンの2020(サトノエスポワール)

未出走

他の馬、特に非社台グループ産組が未出走で終わるのは覚悟していたものの、まさかこの馬が最後まで未出走で終わるとは思ってもいませんでした。
同じ里見オーナーのサトノダイヤモンド産駒でも選ぶならこっちだと思ったものですが…

反省会

とりあえず両POG22-23シーズンを終えての反省会です。
21-22シーズンと比べてメインのnetkeiba POGではかなり慎重に選んだ為未出走馬0で終えられ、特にドゥラエレーデがホームランを放ってくれたことで全参加者の上位50%以内で終えることができたのでそこは良かったのかなと思います。
ただ1つ、というか唯一にして最大の反省を挙げるとすればヤンキーローズの2020(リバティアイランド)の指名を日和って見送ったこと
前の年にスターズオンアースが出たことで「今年は出るなら牡馬やろ~w」とか思っていたらとんでもない名馬がまた出てしまいました。逃がした魚はなんとやら…
反省はもうそれだけです…

終わりに告知でも

といったところで本投稿はこれで終わりですが、最後に告知です。
C102、夏コミに当選したのでまたサークル参加します!

2日目日曜日、スペースは東フ42aです。
サクカのサンデーサイレンスについて血統メインにデータを引っ張ってあれこれ考える本を現在作成中です。

また、今期のPOGですが、いつものnetkeiba POGの他にいけぽんさん主催のいけぽぐ12thにも登録させて頂きました!
初めてのドラフト制POG!楽しみ!
結構いろんなことを考えて王道・意外性・趣味性に富んだリスティングをできたと思うので本指名馬が出たらリストの紹介等を原稿の傍らできたらなと思います。

因みにネトケPOGはボンドガールとチェルヴィニアでロケットスタートを切りました。
以上です、ここまでご覧いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?