バリューアップDXを実現したPlantStreamの事例
2022年経済産業省はDXレポート2.2を発行し、DXを成功させるための方向性を以下と定義しました。
バリューアップDXとは
経済産業省は、既存ビジネスであっても、新規デジタルビジネス創出のどちらであっても、デジタル技術を使って全社的な収益向上(バリューアップ)を達成することがDXを成功させるための方向性と定義しています。
DXが至上命題と騒がれる今日、日本の大企業でDXに取り組んでいない企業はないでしょう。しかしバリューアップのDXができている企業がどれだけあるでしょうか。多くの企業が、データやデジタル技術を使った「効率化」「省力化」(=コストカット)であって、「バリューアップ」まではできていないのが現状です。
既に成功しているバリューアップDXが日本にあった!
~PlantStreamの事例~
ではバリューアップDXはどう行えばよいのか。
経済産業省が発表した「ものづくり白書2023」に国内DXの成功例として掲載されたPlantStream社の事例で解説していきます。
PlantStream社はArentとプラントエンジニアリング大手 千代田化工建設の合弁会社で、膨大な手間と時間がかかる、プラント配管設計を自動モデリングするシステムを販売するグローバル企業です。
PlantStream社こそが、Arentの考えるDXの答えであり、経済産業省が定義する理想のDXとも合致します。
PlantStream社の設立は、千代田化工建設からArentに、社内DXプロジェクトのコンサルティング依頼が来たのが始まりです。
千代田化工建設からの依頼内容は、「プラントの配管設計業務を効率化するシステムを作りたい」という、他の多くの日本企業と同じく「コストカットDX」の依頼でした。
コンサルティングを進める中、Arentが見極めたのは、千代田化工建設に眠る ”卓越した「コア技術」のすばらしさ” でした。
それもそのはず、千代田化工建設は「技術の千代田」と言われるほど、プラント業界の中でも技術に長けた企業なのです。
この高度なコア技術をシステムにし、世界中のプラント配管設計士に使ってもらえたら、どれだけ喜んでいただけるか。
Arentは千代田化工建設の社内に眠る高度なコア技術をシステム化し、社内システムに留めることなく、世界中のプラント配管設計士に使っていただけるように販売する(バリューアップ)ように提案し、実現したのがグローバルバーティカルSaaS 「PlantStream🄬」であり、「株式会社PlantStream」です。
このPlantStream社の実績こそ、Arentの考えるDXの答えであり、
経産省が定義する正しいDXに他なりません。
世界で評価される国産グローバルSaaS企業 PlantStream
2023年10月現在、PlantStream🄬のユーザーの半数以上が海外ユーザーです。
「千代田化工建設の技術なら試してみたい」とトライアルに進む海外企業が多いのは、間違いなく千代田化工建設の技術が世界で認められている証と言えるでしょう。
千代田化工建設だけではなく、日本企業には世界で戦える高度なコア技術が眠っています。重要なのは、それをコアだと認識しているか。それだけです。
Arentはバリューアップを念頭に置いたコンサルティングで、企業のコア技術を見極め、システム開発し、事業化によってクライアント様と伴走してバリューアップDXを行います。
DXに迷っている担当者はぜひ、まずはお気軽にご相談ください。