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セミナーレポート|建設DX展大阪2024

こんにちは、Arentです!
2024年9月11日(水)、インテックス大阪で開催された「第4回建設DX展[大阪]」にて、代表の鴨林によるオフラインセミナーを行いました。セミナーでは、Arentが提唱するDX戦略「アプリ連携型」を中心に、建設業界における「BIMと自動化技術の活用」、さらに「AIの活用方法」を詳しくご紹介しました。

今回のセミナーも多くの反響をいただき、事前の増席にもかかわらず、立ち見が出るほどの盛況となりました。ご参加いただいた皆様に、この場を借りて心よりお礼申し上げます。

この記事では、セミナーの中から建設業界におけるAI活用のポイントを一部抜粋してお届けします。


AIを活用した建設DX戦略とは?

2023年にChatGPTが広く認知され、AI技術の活用がさらに注目を集めるようになりました。しかし、弊社の調査によれば、建設業界では多くの企業がまだAIを十分に活用できていないのが現状です。では、どのようにしてAIを建設業界に適用するのか?Arentが提案するAI活用のDX戦略のポイントを以下にまとめます。

1. AI活用の前提条件
AIは万能ではなく、高品質なデータが前提となります。例えば、ChatGPTのような生成AIは時に誤った情報を生成することもあります。そのため、信頼できるデータセットの整備が不可欠です。

2. アプリ連携型DX戦略とBIM自動化
Arentでは「アプリ連携型DX戦略」を推奨しており、BIMの自動化と組み合わせることで、プロジェクトから高品質なデータを効率的に取得できます。このような高品質データが整備されることで、AIは初めて効果的に活用され、DX推進の重要な要素となります。


生成AI活用事例

次に、実際にArentが取り入れているAIの活用例の一部をご紹介します。

■ ZoomのAI機能

Arentでは、Web会議ツールZoomを活用していますが、Zoomには生産性を向上させるためのさまざまなAI機能が搭載されています。代表的な機能として以下が挙げられます。

自動会議要約:ZoomのAI機能により、会議内容が自動で要約されます。これにより、長時間の会議でも要約を見るだけで重要なポイントを把握でき、会議後のフォローアップが簡単になります。

自動チャプター分割:会議録画をAIが解析し、内容をチャプターごとに自動で分割します。特定の議論やトピックにすぐアクセスでき、効率的に確認できます。

次のアクション提案:AIが会議で議論された次のアクション(To Do)をリストアップし、抜け漏れなくフォローアップをサポートします。

ライブ字幕と翻訳:リアルタイムで字幕を生成し、多言語翻訳機能も備えているため、グローバルなチーム間でのコミュニケーションが円滑に行えます。

■ Revit内あいまい検索

ArentはBIMプラットフォームとしてAutodesk社のRevitを採用していますが、さらに利便性を向上させるため、独自のあいまい検索機能を開発しました。この機能により、「400以上の長さのあるスリーブ」や「2階にある機器」など、あいまいなワードでも正確な検索結果を素早く抽出できます。

こちらは、社内エンジニアが2日程度で開発したツールで、Revitの検索機能における課題を解消した好例です。


まとめ

BIMを活用してデータが蓄積されることで、AIによるデータ活用が可能になりますが、現時点では十分に活用できていない企業が多いのが現状です。Arentは、アプリ連携型と自動化による業務効率化を強く推奨しており、これによりデータが蓄積され、AI活用がさらに加速します。
Arentは、子会社を「Arent AI」に社名変更し、建設業界向けのAIツール開発に事業転換しました。これにより、BIMの自動化とAI活用の両方に注力し、業界全体のDX推進をサポートしていきます


最後に

今後も、建設業界の未来を形作るために、定期的にセミナーを開催してまいります。Arentは、日本企業が長年かけて蓄積してきた職人技術や暗黙知をシステム化できる稀有なパートナーです。DXに関する課題やご質問がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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