【Arentで働く人たち】現場で働く方々の思いやノウハウまでCADの中に凝縮する|大北尚永
こんにちは。Arentです。
Arentで働く人を紹介する「Arentで働く人たち」。
今回は、Arentの前身であるCFlatの創業メンバーであり、Arentのエンジニアをけん引するスーパーエンジニア、大北尚永さんにインタビューしました。
プロフィール
現場は改善すべきことの「嵐」。
その気付きが、今の仕事につながっている。
大学は工学部の情報学科です。グラフ理論のアルゴリズムの実装など、ソフトウェアについて学んだので、それを活かすカタチで前の会社では3次元CADのトランスレーターソフトをつくっていました。上司には田中(現Arentソフトウェアエンジニア)がいて、様々な技術や問題の解き方を教えてもらいました。田中に限らず、みんな優秀なエンジニアばかりで、ソフトウェアの知識や技術はすごかったですね。一方で、私にはどこかモヤモヤがあり、それはつまり、建設現場の本当の課題が私の手掛けるソフトウェアには反映されているのだろうかと。結局後から知ったわけですが、設計や建設の世界は改善すべきことの「嵐」です。もっと実状に適したソフトウェアをつくりたい。その気持ちが、今の仕事のやり方や開発中のソフトウェアにも活きていると思います。
100人以上にヒアリングし、見えてきた課題。
Arentなら解決できる。
良いソフトウェアをつくるには現場調査が欠かせない、そう感じていたタイミングで会社を辞めて、(Arentの前身である)CFlatを設立しました。初めはゲームやアプリの開発をしていましたが、製造業の抱える課題について改めて聞く機会があり、それをきっかけに進む方向が変わりました。自分たちなら解決できる、そう確信したわけです。CAD開発が始動したのはその時点ですね。
それから私は、現場で働く100人以上の人に片っ端からヒアリングを敢行しました。やはりというか、現場には未解決の課題がゴロゴロあって。今、開発しているCADには、ヒアリングを通じて出会った方々の思いやノウハウが濃縮されています。ユーザーとなり得る企業のほとんどに実際に知り合いがいるため、彼らが喜んでくれるものをつくりたいと日々考えています。
Arentの技術で、ある業界の進んだ部分を、別の業界へと移植してゆく。
今後は、部署間連携を円滑にするソフトウェアの開発もしていきたいですね。建設業界は、電気や化学、土木など様々な専門家たちが集まって成り立っています。そのため部署がたくさんあり、その部署同士の連携が十分でないことに課題を感じています。あとは、建設業界内での相互進化を探ってゆきたい。一口に建設業界といっても商業ビル・居住用建築・都市開発など、その分野は多岐に渡ります。それぞれの分野同士を比較すると「進んでいる部分」と「遅れている部分」が違うので、ある分野の「進んでいる部分」を、別の分野に適用することで、業界全体のアップデートができないかと考えています。もちろん、その「適用」が難しいわけですが、Arentの技術力があれば決して不可能ではないと思う。雑用はソフトウェアで吸収し、人間は判断に注力する、そこを共通の理想とした上で、さらに応用として「業界を深掘りしたCAD」がつくれたらいいですね。
スペシャリストもゼネラリストも育つ会社に。
そのための環境づくりは惜しみません。
Arentには、とがった人材に入ってほしいですね。今いるメンバーと同じように、ガンガン勉強する人がぜひほしい。良いCADをつくるためには、プログラミングを知る必要がある。UI/UXを知る必要がある。設計を知る必要がある。マーケットを知る必要がある。こういった様々な知識の上に成り立つものだと考えています。それぞれの分野を横断的に学び続ける、「知」に貪欲な人が集まってほしいです。またその中で、これらの分野に総じて明るい人、いわゆるゼネラリストがいれば、大きな方向性を間違えず、必ず素晴らしいCADがつくれるはずです。スペシャリストもゼネラリストもどんどん育つ会社をつくりたい。そのための環境づくりは惜しみません。
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最後に
Arentでは、今回のインタビューで語った価値観や想いに共感してくれる、優秀なメンバーを募集しています。
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