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本間組がBIM活用で生産性向上と次世代への変革を推進『Lightning BIM 自動配筋』で実現する未来の建設現場

株式会社本間組は、土木工事や建築工事をはじめ、幅広い分野で活躍する総合建設会社です。本社のある新潟に限らず、全国におけるそれぞれの地域に根差した事業展開を行い、地域社会のインフラ整備に貢献しています。

同社では、Revit活用の可能性を検討するため、Arentが提供する「Lightning BIM 自動配筋」を導入しています。このツールを導入した背景や現場での実際の活用方法、さらには今後の展望について、本間組の新潟本社コスト管理部積算課に所属する望月広平氏にお話を伺いました。

コスト管理部 積算課 望月 広平氏

本間組様の事業内容と、コスト管理部の業務内容を教えてください。

本間組は学校や工場、店舗の建設をはじめ、土木と建築の両分野で総合建設業を展開しています。私は2002年に入社し、長年現場監督としての経験を積んできましたが、2020年から積算部門のコスト管理部積算課に異動し、工事計画や仮設の設計、足場の数量計算などを担当しています。

Lightning BIM 自動配筋を導入した背景や目的を教えてください。 

積算部門に異動し、社内でRevitが使われ始めていることを知り、私もぜひ使ってみたいと感じてRevitの勉強を始めました。インターネットなどの情報を参考にしながら独学で学び、業務で実践するというサイクルを繰り返し、スキルアップに努めました。

Revitが使えるようになるとそれを現場の同僚にRevitでこんなことができると伝えるようになりましたが、しかし、「簡単につくれるの?すぐに使えるのか」という期待に応えるには、Revit単体では難しいと感じていました。特に配筋のモデリングはRevit単体で行うには非常に労力がかかる作業でした。

そうした経緯から、常にRevit関連の情報を探していたところ、「Lightning BIM 自動配筋」を知り、国土交通省「建築BIM加速化事業」の補助金を活用して導入しました。

本間組様社内のRevitの導入・利用状況について教えてください。

設計部門では以前からRevitを使用しており、特に意匠設計で活用しています。一方、施工部門ではまだ十分に導入が進んでいません。現在、施工現場での活用に向けて「どのようにRevitを活用できるか」「どのような使い方が効果的か」を一部の現場で試験運用しながら、本格導入に向けて具体的な検討をしています。

Lightning BIM 自動配筋を選んでいただいた理由を教えてください。

インターネットで「Lightning BIM 自動配筋」の紹介を見た際、「これはすごい!」と驚きました。まさに私が求めていたものだと感じました。

20年間、現場で多忙な作業や非効率な工程の大変さを経験してきました。積算部門に異動した今こそ、現場の方々が少しでも楽に、効率的に仕事を進められるよう支援したいという思いが強くあります。

その中で、配筋の分野は特に設計と施工の間で齟齬が生じやすく、情報の不一致が原因で手戻りや負担が発生する部分です。「Lightning BIM 自動配筋」は、このギャップを埋め、両者の間の情報の伝達をスムーズにしてくれるツールとして大いに期待できると感じました。

配筋業務における各工程は、時間と手間がかかり、施工現場で頻繁に出る課題です。今回、私自身の現場経験からもここにRevitを活用すれば、現場の方々の負担を確実に減らせるはずであると思いました。さらに、「Lightning BIM 自動配筋」は設計と施工の両方で使いやすく、データ共有による一貫性が保たれるため、施工現場にとっても非常に有益なツールです。これにより、設計意図が正確に現場に伝わり、調整作業が軽減されます。

だからこそ、現場の関心が特に高い配筋分野において、このツールを活用し、現場が抱える課題に積極的に取り組むことにしました。現場の生産性向上と負担軽減を実現できる「Lightning BIM 自動配筋」は、まさに私が探していた解決策であり、導入する価値があると確信しています。

Lightning BIM 自動配筋導入によって得られた成果を教えてください。

導入後、作業効率は格段に変わりました。特にモデリング速度が圧倒的に速くなり、以前は手間のかかっていた配筋のモデリングと配置が一瞬で完了するようになりました。最初はパラメーターの入力がやや煩雑だと感じていましたが、Excelで簡単に入力できるとわかってからは、ストレスなくスムーズに作業が進められるようになりました。

また、「Lightning BIM 自動配筋」の導入は、官公庁の物件や技術提案、入札時のアピールにもつながっています。BIM活用が評価され、加点要素としてプラスになっています。受注時にも「配筋業務が効率化される」という具体的なアピールポイントとして提示でき、非常に心強いツールだと感じています。

Lightning BIM 自動配筋を使った現在の業務の状況と、今後の展望を教えてください。

現場には、BIMを活用することで、現場の方々が効率的で快適に作業できる環境を整えられる可能性があります。BIMの導入により、現場の働き方がよりスマートに変わり、作業の効率化と負担軽減の実現を強く信じています。私自身がBIM活用の成功事例を積み重ねることで、「現場がこう変わるんだ」と周囲に示し、環境改善に貢献したいと考えています。

現在の建設現場には、効率化の余地が多く、取り組むべき課題も多岐にわたります。AIやDXが注目される今、デジタル技術の効果を十分に発揮するためには、建物の各種データの統合管理が不可欠です。BIMを活用することで、設計から施工まで一貫した情報管理が可能になり、生産性向上と現場の負担軽減につながります。誰もが直感的に知識や設計図をデジタルで再現し、それを次世代へ継承できる環境を整えることが、未来の建設業界には欠かせないと感じています。

20年以上の現場経験があるからこそ、現場の厳しさと楽しさの両方を理解しており、内勤者として現場の生産性向上に貢献する役割を担えることに大きな意義を感じています。建設業界は、より良い労働環境の整備が求められるなか、人手不足によってさらに厳しい状況に直面しています。この過渡期に、自分自身の経験を活かし、現場に従事する仲間が少しでも生産性を上げ、効率よく働けるようサポートすることが、今の私の重要な役割だと感じています。


最後に

最後までお読みいただきありがとうございました!
今後も、「Lightning BIM 自動配筋 導入レポート」では、定期的にサービスをご導入いただいた企業様をピックアップし、ご紹介いたしますので、ご期待ください!

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