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2018年、阪神タイガース最下位に寄せて

ALOHA~ 涼宮ぷらちです。

最近はこれを言う機会も減りつつあるんだけど、私は阪神ファンです。
振り返ると、人生の大半を阪神ファンとして生きてきたことになります。
どうして阪神ファンなのか、今となってはよくわからないのですが…。


ただ、タテジマのシンプルなカッコよさ、Tigersのフォントの絶妙なバランス、エンブレムの虎のデザインなど、ビジュアル面の良さから小学生時代には既に虎さんちーむにはノックアウトされていたのは覚えています。

皆さんもご存じの通り、阪神タイガースは2018年、17年ぶりの最下位に沈みました。17年ぶりの最下位ってことは当然16年間は最下位はなかったってことです。

かつての激弱だった阪神タイガースをずっと見てきた私にとっては
「ほう、意外と長いことがんばってきたんやな」というのが正直な感想です。この間に2003年、2005年と2度のセ・リーグ制覇もしましたし、
それ以降優勝は無かったけれど毎年のように上位で優勝争いはしていたので
阪神タイガースの最下位は本当に久しぶりのことです。

日程の問題などで残り試合数がダントツ多かったので9月初旬辺りは
「クライマックスステージ進出に最も有利」なんて色んなスポーツ誌メディアで書かれることも多かったけれど~。
「試合数がかなり残ってるってことはその数だけ全部負ける可能性もあるやないか…」と思っていたら、ほんとに負けてるやんけ~っ!!っていうオチがつきました。

17年前、つまり2001年の阪神タイガースはというと、野村克也監督(ノムさん)の最後の年。
その頃の阪神タイガースって一般的には「暗黒時代」と言われている時代で
あまりに弱いものだから、球団創設以来生え抜きにこだわってきた監督人事を初めて撤回して野村克也さんに頭を下げて招へいしたという経緯があります。
その頃既に当代きっての野球人として知られたノムさんにチームの再建を託したんですね。

しかし野村克也監督という「日本球界最高峰の頭脳」をもってしても、
阪神タイガースは相変わらずのダメ虎っぷりで、2001年も最下位でした。
まぁ、この辺の時期はチーム再建の過程で、2001年のレギュラーメンバーには後々の優勝メンバーとなる井川慶、藤川球児、矢野輝弘、今岡誠、関本健太郎、濱中おさむ、藤本敦士、赤星憲広…なんて面々が出始めています。
桧山進次郎や八木裕なんていう、優勝時に劇的な活躍をする生え抜きのレジェンドクラスもいます。

特に赤星選手はこの年に新人王、盗塁王(39盗塁)、ゴールデングラブ賞の受賞です。赤星選手の盗塁は球場で観戦すると気色悪いくらい速かったからなぁ…。

この年に奥様の野村沙知代(サッチー)の脱税容疑や学歴詐称問題などがワイドショーで猛烈にとりあげられててそのあおりを受けて辞任…という今活字で書いてみてもなんかちょっとおかしいなソレっていう状況でした。
まぁ確かに脱税容疑はアカンでしょとは思うけれど、旦那が責任をとり辞任ってなんなんだという。

で、星野仙一監督になって、「勝ちたいんや!」って言い続けて2年後に優勝…ちなみに「ノムさんが育てた主力が立派になって仙さんの時に花開く」、というのは楽天イーグルスの日本一でも再現されたました。

で、そんな2001年以来の最下位になってしまった阪神タイガースですが
負け惜しみじゃなくて、近年の私はプロ野球を以前ほど熱心には見ていないです。いくつかの要因があると思うんだけど…

・プロ野球選手もイチ個人事業主として見ると悲喜こもごもで、見世物小屋的なのはちょっと…
・特定のチームを応援するというよりは、若い方が努力していい思いするならいいやっていうのがある
・故に、若いころみたいに巨人をライバルとして特別視するでもないし
 (だいたい昔から松井秀喜とか上原浩治とか敵ながらあっぱれと思ってたし)
・TVコンテンツとして視聴時間が2時間~3時間かかる(しかも生放送でないと意味がない)ため、子供が小さい今の暮らしでは楽しめない

だいたいこんな感じなのかな。
野球という興業そのものが映像視聴よりも球場観戦主体になってきたように感じます。なにより、火~日曜まで連日2~3時間の視聴時間を拘束されるっていうのが厳しい。

今のライフサイクルでは到底無理なボリュームなんですよね。

毎年、夏以降になると急失速する傾向が強い阪神タイガース。
今年は急失速のペースも凄くて一気に最下位まで落ちてきました笑。
毎年のように「もう阪神ファンやめようかな」って色んな場面でネタとして言うのですが

最下位1回くらいでやめれてるならば、小学生時代に激弱タイガースすぎてファミコンのファミスタでタイガース選ぶと1回もたない…って時点で
もうやめてるわい!!!
(選手のパラメータ設定が極端でガイアンツ=巨人やライオネルズ=西武は激強なのにタイタンズ=阪神は徹底的に弱く設定されていてピッチャーのスタミナが1回もたなかったりした。)

結果は偶然じゃない(=金本監督の責任ではある)ですけど、精いっぱいやりはしたはず(=初めから最下位になろうとしてはいない)なので最下位は仕方ないです。どう失敗したのかを総点検していただきたいですけどね。

来年も暮らしの一部として阪神タイガースとはお付き合いしていきたいなって思っています。

それでは、MAHALO~