「黒、白、グレー」
私の母と姉はファッションセンスが良い。自分にどんな服が似合うのかよくわかっている。
とくに姉は自分だけでなく、人に似合う服を瞬時に見極める力も持っているので、一緒に出かけた時にはコーディネートしてもらうことが多かった。
私が選ぶ服は基本「黒、白、グレー」である。
人によってはこの3色で様になる人もいるが、
私は顔が薄いからか、センスに長けた二人からすると、どうもこの3色ではないらしい。
(なんだかなーって感じらしい。笑。)
どうやら私には明るい色の服が似合うようなのだ。
どんな色が似合うのか詳しく聞くと、ビビットなピンクやオレンジ、レモンイエローも似合うのだとか。
似合うのならばと、20代の頃から明るい色の服に積極的にチャレンジしてきた。黄色のニットやピンクのカーディガン、オレンジのスウェットなどなど、、。
しかし、どうしたものか、、、いつも同じ結果になるのである。
それは、買っても着るのは一度か二度。
姉に薦められて買った服に関しては、姉に会う時だけ着て行ったり、、、(着てますよアピールである^^;笑)
自分でも似合っているとは思うのに、結局一人で外出する時は「黒、白、グレー」になっていた。
ちなみにピンクのカーディガンに至っては一度も外へ着て行ったことがない。(まぁまぁええ値段したのに。もうクローゼットにすら無い。)
これは本当にどうしたものか。似合っているのに着ない。気づけば「黒、白、グレー」。故郷かのようにそこへ戻っていくのである。
このことについて今更ながら悩み出したのだが、
いくつか答えが見つかった。
私はそもそも服に興味がない。毎日同じパターンの服でいい。裸でなければいい。(あらま。(°▽°) )
そもそもセンスがないので合わせ方がわからない。あとは、いつも黒白グレーで過ごしてる私みたいなんが急に明るい色を着ると、なんだか落ち着かない。そわそわする。笑。
そして最後に出てきた答えは、自分のためではなく家族の期待に応えたいがためにチャレンジしていたのかもしれないということだった。
服に限らず、もうこういうことはやめようと思う。なんせ今は風の時代である。(急にスピリチュアル(°▽°) )
誰かの期待に応えようとするのはやめよう。家族の愛ある助言だとしても、本当の私はそこにいない。何度もやってきた結果がこれなのだから、手放し、ありのままに生きようではないか。(れりご〜♪やな)
ほんま今更やなぁと思いつつ、どこか心が軽くなった私は今日も「黒、白、グレー」で幸せに生きるのである。(^-^)