遊戯王で勝てない理由を自己分析する
前書き
はじめまして。関西で遊戯王をしていますみれいと申します。
自分は常日頃、遊戯王の大会(CSやYACSなどの一般的に優勝すれば強いと認められる大会)で優勝したい!と思って調整をしているのですが、なかなか結果が振るわずにいます。
一番良くてcs best8しかなく大体3-2で予選敗退しております…
大会で優勝したい理由はただTwitterで報告して皆んなから褒められて承認欲求を満たしたいという非常に低俗なものですが、これが大きな原動力となっておりcsに参加するモチベになっております。単純にお金を払って参加した強い人だらけの中で勝つことに快感を見出しているというのもあります。
大会で勝つためにいつも裏目を考えながら誘発の当てどころを考えながら調整しているのですが、よく自分は調整班のメンバーから「何も考えずプレイしている」と言われることがあります。
確かに、まわりからみるとありえないところで誘発を当てていたり適当にしているように見えるのかもしれません。
しかし、自分では誰よりもプレイについて考えている自負があり、家で暇な時は対戦動画を流しながらどこに誘発を当てるのが裏目が少ないか考えたり(ただこれもアニメをみながら適当に流しているのでどこまで効果あるのかは薄い、後に言及)、他のデッキについての知見を深めたり同じデッキを使っている人のプレイを見て参考にしたりしています。また他のプレイヤーがあげたnoteを読んだりもしてます。日々の自己研鑽には自信があります。
ただ、現状勝てておらず今のやり方のどこかに欠陥がありそうなのも事実です。
そこで今回は自分がやりがちなプレミを列挙したのちにその原因と解決策を考え遊戯で勝つにはどうすれば良いのかを考えて行こうと思います。
僕と同じく遊戯で勝てずに悩んでいる方の一助になりましたら幸いです。初投稿なので拙い文章かも知れませんがお許しください。それでは本題に入ります。
1、よくあるプレミ
やりがちなプレミ(数字が若いほどよくやるプレミ)
無限とビーステッド(ニビル)という持ち方なのにビーステッドの打ち方に気を取られて無限を先に打たなければいけないことを忘れてしまう。
自分•相手の墓地に妨害があることを忘れてしまう(特に咎姫。燕王蛇眼を使っているときは何回やっても忘れていて自己嫌悪に陥っていた。)
焦ってはやまった妨害の当て方をしてしまう(逆に裏目を考えすぎて妨害をガメて負ける)
手札やバッグに伏せた妨害の存在を忘れてしまう
お互いリソースが少ないのに相手にリトル着地を許してしまう(墓地の原罪宝などのリソースを飛ばされる)
自分で開いたカード(割拠•咎姫フィールド効果等)の制約を忘れてしまう
処理後の効果を忘れてしまう(アタッカー•バース等)
先行展開の時に相手が持っている可能性が低い誘発(ドロバ•アトラクター)ばかり気にしてしまって肝心な無効系•うらら•gのケアができない展開ルートを取ってしまう。割り切ったプレイができない。
レディ•メモリー•アーリィのチェーン切りを忘れる(MDのおかげで最近は改善傾向にある)
リンクリボーの確認を怠りエクセルに無効系を打つ(改善傾向)
相手の場が2箇所しか空いてないのに残機超階乗が打てると思ってプレイする
などがよくあるミスです。
これらのミスは今まで何十回もしているのですが、今だに治らずいつまでも初心者のラインからあがれません。どのミスも絶対知っているのにいざ本番だと別の思考に脳のリソースが取られ忘れると言ったことがよくあります。
2、どうすればこれらの問題を解決できるか?解決策について考える
原因としては以下の3点を考えました。
単純に対面知識・自分のデッキの練度が足りない
焦りすぎ・緊張しすぎ
脳の処理速度が低い
1番は認めたくないですが、事実だと思います。自分は「デッキが弱いから負けた」という言い訳をしたくなく環境トップ・その環境で強いと思うデッキを常に使うようにしています。全ての敗北原因を自分の練度・対面の山への知識不足にしたいです。
ただ、そのせいで毎環境、練度・自分のデッキへの理解度が低く対面ごとに柔軟なプレイが取れてない気もします。自分で作った制約(割拠・咎姫)で負けるのはまさにそうです。
サークルには同じデッキを一年以上使っている人もいて、そのデッキが環境で決してトップではないにしてもプレイスキル・理解度でカバーすることで結果を残し続けているメンバーもおり尊敬と共に自分のポリシーを疑いつつあります。
『プレイング➕デッキパワーではなくプレイング✖️デッキパワー』なのだと感じます。40点のプレイで90点のデッキを使うよりも80点のプレイで50点のデッキを使う方が圧倒的に良いです。
最近は同じデッキを擦り続けることの優位性を強く実感し、よほどの規制を受けない限り使い続けようかなって思っています。
「浮気」のしすぎは良くないです。
2番は解決が難しい問題です。自分は元々きんちょうしーであり対面が強者だったりチーム戦の1-1の局面だと心臓バクバクです。
正直解決策は思い浮かびません。ただ、相手が強者だったとしてもそのデッキが自分も使ったことがあり理解度が高いデッキ(最近だと地属性GS、ピュアリィ、メメントあたり)だと落ち着いてプレイできてちゃんと妨害を当てれている気もします。一方、自分が回すのが苦手だったり知識に乏しい対面(燕王蛇眼、純蛇眼、R-aceあたり)ではすごく緊張してしまいプレミが多発します。
この点から環境に存在する全てのデッキを自分で回して理解を深めることが良いのではないかと思います。ネクストプレイのけんさんの復帰noteでもこのことについて言及しており効果的な練習法だとおっしゃっておりました。(勝手に引用してしまい申し訳ございません。問題がありましたら消します。)
ただ、この練習法には問題があり、第一に私生活(勉強・大学)も重要でありそんなに全部のデッキの理解度を深めるほど時間はありません。それに全デッキのプロキシ作成・カード購入も費用がかかったり金銭的にも問題があります。現実的には可能な練習法とはいえません。
しかし、幸いにも自分にはいろんなデッキと対面できる環境があります。調整メンバー(友達)がいるならそれを利用しない点はないです。最近は、自分から積極的に気になるデッキの使い手に質問しデッキ理解・誘発の当て方・サイチェンを研究しています。自分で回さなくても対面を繰り返すだけでも十分理解を深めることができるのではないでしょうか?自分だけで裏目を考えることも思考力を伸ばすためには重要ですが、他人に質問することもかなり重要です。その方が、新たな見方が得られてお得です。
最近もニビルについて討論したことがあります。自分は一枚じゃケアされる点で長らく弱い派閥でしたが、別の誘発と同時に使うことでワンチャン0妨害まで減らすことができる点で強いという意見を受け入れ新たな考えを得ることができました。誘発は『展開を止めるだけではなく展開を小さくするカード』としても使えるというのは今更ながら新鮮に感じました。今まで初動や展開の要に打ってた節はありますが実は展開が小さくなりそうな所に打つのも残りのハンドが強くて捲っていけそうなら有効だと知れて新たな対策手段を得た気がします。
3番目の問題は先天的・後天的なものなので今から解決は難しいです。ただ、さっきと同じく対面理解度が高いと無意識のうちに妨害の打ち方を考えることができ脳の処理速度も上がるのではないでしょうか?実際、メメント対面では帝龍杯前にしっかり研究したぶん頭が冴えていて緊張せずやれてる気がします。
全ては、デッキへの理解につながります。動きを理解し相手の最も嫌がるところで誘発を投げるなどが重要なのだと実感します。デッキへの理解度を高める以上の最高の座学はありません。
3、普段の練習の改善点
普段家で暇な時は対戦動画を流しながらどこに誘発を当てるのが裏目が少ないか考えたりしています。ただ、この練習法も変える方がいいのではないかとも考えています。理由としてはアニメを見ながら1人回しをしたり2窓して対戦動画をみたりしているのでは果たして本当に有効な誘発の打ち方を考えられているかは正直自分でもわかりません。実は頭は動いておらず考えたふりだけなのかもしれません。
遊びなのだから適当でいいかもしれませんが、自分は一種のスポーツとして遊戯王をしており妥協は許したくないです。「これが何も考えていない」と言われる原因かもしれません。今後はだらだらするよりも集中して対戦動画をみて誘発の打ち方を考えるようにしようかなとも思っています。
1人回しもカードだけに集中してする方が良いです。それも先行展開の練習だけではなく誘発をもらった時の展開・後手まくりまでシミュレーションする必要があります。特に先行展開は何も考えなくてもできるまで回します。
また、MD(マスターデュエル)を無限にやることも重要なのではないかと思いつつあります。MDは試合全体の時間制限があり尚且つ巻き戻しが許されないゲーム性からプレイをしっかりと考えるが迅速にしないといけないために自ずとデッキへの理解が深まります。プレミを無限にするなかで対面への理解も深まり有効です。MDは良くも悪くも雑多なデッキが多くある意味紙よりも対面知識を増やせます。また、ランク昇格のタイミングなどでの負けは非常にメンタルにくるためこのタイミングでもし「自分のプレミで負けた・択の選択を誤り負けた」のならば、「一生もう同じプレミはしない!」という気持ちになります。
自分は何度も誘発の打ち方を間違えて負けたり、えんぺんの永続効果を忘れてて負けたり、咎姫の制約を忘れて負けたり、レディーのチェーン切りを忘れて負けたりしてます()
実際、サークルのせんぱいのバグースカさんはMDを無限にやってるおかげでプレイを磨いていてMDの恩恵を強く実感してます。人間の顔を意識せずネットで無限に試行回数が稼げるので遊戯王というゲーム自体の練度を上げるには「人間力」を上げるにはこれしかないなと思います。
ただ、今まであまりMDをやってこなかった原因としては単純に体力的な問題でずっとデジタルゲームをしてると目と腰と肩が疲れるというのがあります。あれいみれい家はゲームをする家庭ではなかったため今までデジタルゲームにあまり触れておらず、遊戯王としての面白さはわかってもデジタルゲームとしての面白さはあまりわかってないのでいまいちモチベが湧かないっていうのもあります。また、MDはシングル戦という都合上ランク昇格のタイミングで負けると非常に萎えるっていうのもあります。ただ、そんな言い訳をせずやるしかないなとも強く感じておりとりあえず今期はマスター1まで上げる予定です(ピュアリィを使おうかな)
結局は、試行回数が足りていないというのが大きな問題な気がします。遊戯王を無限にやりプレミを受け入れもう二度と同じ過ちは繰り返さないと猛省すること。それに尽きると思います。
そのためにも、MDはかなり効果的な練習法な気がします。
最後に
自分は、競技としての遊戯王にこの上ない楽しみを見出しており負けが重なるからといってcs参加をやめるといったことはないと思いますし、負けても切り替えるだけのモチベは常に保っています。ただ、自分のプレミで負けると悔しいですし憤りを感じます。そのためにもできるだけプレミは減らしたいです。これまでいろいろと述べてきましたが、結局は
落ち着いてプレイする
処理後のタイミングやスタンバイフェイズでは一度深呼吸しプレイを考える。
試行回数を稼ぐ
1人回しをスリーブが手垢まみれになるまでし、理解を深める
に尽きると思います。特に「落ち着いてプレイする」、これは非常に重要です。自分のLINEのステメにも設定しております()
ただ、誰しもチーム戦や予選5-6回戦での負けられない戦いでは緊張すると思います。対面が強い有名YPだと尚更です。
しかし、最近気づいたのは強者もプレミはしています。
csで次のラウンドまでの時間に別卓を観戦していると強い人でも明らかにミスと思われるプレイをしていたりします。調整メンバーに教えてもらった言葉ですが
「誰しも1試合1プレミはします。しかし、上手い人はそれが極端に少ない。」
最近はこの言葉を思いながら落ちついたプレイを心がけるようにしています。自分の山の先行展開を覚えるといったことは座学であり、できて当然なので論外としますが、対面に不慣れなデッキが来たとしても落ち着いて効果を確認して妨害の当て方を考えることが重要です。
ここまで読んでくださった方がいましたら嬉しく思います。今週のDKC・れおなん杯は結果残したいです!(2024・6/28現在)
文責は全てみれいにあります。連絡はTwitter @pri_parachan_AFまで。