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1人の高校生から生まれたつながりの連鎖。ぷちだっぴ in 青翔開智

3月20日(土)に青翔開智高校生×大学生のチームが企画・運営した「ぷちだっぴ in 青翔開智」を開催しました!

開催に至るまでの彼・彼女たちの歩んだ道のりと、当日の様子をお伝えします。


​はじまり

コロナウイルスの影響が出始めた2020年4月頃。本来なら新学期もスタートし、色々な出会いが生まれるはずのこの時期に休校となってしまった大学・高校。

コロナのせいにしたってしょうがない。逆にこの休み期間で何かできることありそうだよね。

そんなことを青翔開智高校3年生のOくん(仮称)と話していたとき、高校生と大学生を数名集めてオンラインでだっぴしてみよう!となり、鳥取支部で初のオンライン開催に。


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高校生6人×大学生6人のオンラインでの様子


参加者→企画側へ

運営側としての改善点は多々ありつつも、「普段話す機会のない大学生・高校生と話すことができて視野が広がった!」「オンラインならではの雰囲気が新鮮だった」といった参加者からの良いフィードバックもありました。

小さな手応えを感じ、Oくんとも振り返る中でもっと多くの人を巻き込んでだっぴができないか?という話に。高校の先生とも一緒に作戦会議をして、まずは大学生の企画チームを結成し、高校生×大学生×大人のオフラインのだっぴを開催しよう!となりました。


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高校生8人×大学生2人×大人2人のトーク風景


イベント後に参加してくれた高校生に対して、Oくんが今度は企画を一緒にしてみない?とアプローチ。その結果、5名の高校生が企画に関わりたい!と手を挙げ、高校生6名×大学生3名による青翔開智でのだっぴ企画チームが発足したのです。


高校生×大学生企画チームの場づくり

10月末ごろ~2021年3月末までの約半年ほどの間、この企画チームで計2回オフラインでのだっぴの場づくりをしました。
関係構築から始まり、オンラインでのMTGを中心に対話を重ねながら、当日呼ぶ大人や高校生への広報を考えたり、トークテーマを決めたり。

個人的に印象深かったのが、それぞれのやりたい!から生まれたお互いの仲をもっと深める自己紹介企画やMTG後に自然と雑談が始まり、盛り上がるといった「余白」の価値。
MTGはあくまでだっぴを開催するための過程としてやるのかもしれませんが、ただアジェンダを組んで、決めていくだけのMTGはもったいないなあと思っていて。できる限りMTGしている感を払拭する工夫を試していました。それが功を奏したのかは分かりませんが、「お互いのことをもっと知りたい!!という他者への興味・関心」、「この場なら話せるという安心・安全な空間づくり」、「余白が生み出せる雰囲気づくり」あたりがキーワードだったんじゃないかなと感じました!
「余白のデザイン」は、まだまだ探究したいテーマの1つなので皆さんと対話したい!


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3月20日 ぷちだっぴ in 青翔開智


彼ら・彼女たちにとっての学びは何だったのか

約半年間のプロジェクトは、「彼ら・彼女たちにとってどんな学びの時間になったのか」。
伴走者として、常にこの問いと向き合っていましたが、企画メンバーとプロジェクト全体の振り返りワークをしているときに1つの解を発見しました。

それは、「他者と関わること」。
ジョハリの窓に示されるように、対人関係における気づきには4つの窓があります。

ぷちだっぴ in 青翔開智 振り返り


自分でも知らなかった自分の新たな一面に出会えたり、その逆に他者に気づきを与えられるかもしれない。
でも、その気づきは対話がなければ、関わらなければ生まれません。
普段関わる機会の少ない異なる他者と向き合ってきた彼ら・彼女たちのフィードバックの時間は、自分にも他者にも優しい社会で溢れていました。


場づくりの過程から生まれた多世代交流

だっぴの場の1つの特徴として、中学生・高校生×大学生×大人で円になり、色々なトークテーマについて対話する多世代交流の機会があります。
普段の生活から異なる年齢層の人と関わることがなかなか無いからこそ、世代をこえてフラットに、お互いの価値観を共有できる時間は、たくさんの学びに溢れている気がします。

だっぴの場の作り手としてそう感じる一方で、イベント的な非日常感で終わってしまう機会に課題感も感じていました。

このプロジェクトでは、「もう少し日常に近いような感覚で多世代交流ができないだろうか?」という自身の問いと向き合う良い機会にもなりました。


何か特別なことができたわけではないけれど、一緒に学べた時間はとても充実していました!
プロジェクトの今後の展開と彼ら・彼女たちの次の一歩が楽しみです!


だっぴ鳥取支部:和泉



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