【都市の経済構造を考えてみる!Ⅳ:立地産業編】(第11回)「東京都以外のその他地域(2)37部門・粗付加価値部門計と従業者数」
本稿シーズンⅣでは、立地産業について、これまでの4つの力と製造業という大きな区分けを、いますこし解像度をあげて産業連関表で細かく見直していくことを始めております。前回は 東京都の産業連関表(地域内表37部門)で東京都以外の その他地域 の各産業部門ごとの生産額と内生部門計の金額を確認してみました。
・(第10回)「東京都以外のその他地域(1)37部門・生産額と内生部門の金額」
今回は、東京都以外のその他地域の立地産業について、37部門別の粗付加価値部門計と従業者数を確認しておきたいと思っとります。
〇 東京都の産業連関表(地域間表)
今回は2015年の東京都の産業連関表の 地域間表 で確認します。地域間表では、東京都と(東京都以外の)その他地域の両方を表記してくれていて、東京都とその他地域を合計すると当然日本全体となりまして、ありがたい反面、両方の地域があるために表がすごいデカいです。
・産業連関表 2015年 東京都
シーズンⅡでも東京都の産業連関表(地域間表)をみておりました。
・【シーズンⅡ】(第64回)「東京都の産業連関表(地域間表)をみてみた!」
〇 37部門別の粗付加価値部門計と従業者数
まずは、37部門別の粗付加価値部門計の内訳の金額と従業者数です。
日本の東京都以外のその他地域の全体感としましては、やはり、製造業や支える力5部門など規模の大きな産業は、すべての項目で大きな値が並んでて、鉱業や廃棄物処理など規模が小さい産業では、全ての項目で小さな金額が並んでいます。
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