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【都市の経済構造を考えてみる!】(第16回)「外の力と回す力(盛岡経済圏)」

前回の第15回は「家計部門の支出!(盛岡経済圏)」としまして、盛岡経済圏の産業連関表を中心に、家計部門の支出についてまとめを行いました。

・【都市の経済構造を考えてみる!】(第15回)「家計部門の支出!(盛岡経済圏)」
https://note.com/areaia/n/na2a921c5e987?magazine_key=m4e87da1b572a

今回からは、家計部門など圏内を主な顧客としている「外の力」「回す力」といった産業部門について、考えていきたいと思っております。

      

◯ 全体像

前回までは、家計部門の支出先という需要側の視点で考えておりましたが、今回からは、その供給側、盛岡経済圏の内需を顧客とする産業について、考えていくということで、その全体像、市場規模、といったあたりから確認したいと思います。

全体像という点では、ざっくりと第3回や第10回でも扱っておりました。

・第3回「都市を4つの力で分けてみた!」(盛岡経済圏)
https://air2.areaia.jp/main/article/detail/28075

・第10回「支える力の源泉をまとめてみる!」(盛岡経済圏)
https://note.com/areaia/n/nd76bdb1aa407?magazine_key=m4e87da1b572a

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 内訳は、次のような状況でしたね。

  盛岡経済圏の需要額   8.4兆円
        内生取引  3.60兆円
        民間投資  0.68兆円
        民間消費  2.58兆円
        政府消費  1.10兆円
        政府投資  0.48兆円

  供給側   支える力  1.6兆円
        外の力   2.8兆円
        回す力   4.0兆円

    

◯ 外の力 vs 回す力

図の方も、稼ぐ力を省きまして、今回用に変更してみました。矢印は、お金の流れる向きにしております。

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内需全体は8.4兆円ですが、このうち、公的制度で運用されている支える力の1.6兆円を抜いた 6.8兆円ほどが、民間需要という感じですよね。で、この6.4兆円を、圏内事業者による回す力と圏外事業者による外の力が供給してるわけですが、この部分は、回す力と外の力で奪い合っている、競争している、とも言えるかもしれません。その競争の結果、平成23年度については、回す力 4.0兆円に対して、外の力 2.8兆円という結果だった、となります。

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