【都市の経済構造を考えてみる!Ⅳ:立地産業編】(第9回)「東京都(3)37部門・粗付加価値部門計内訳の生産額に対する割合と従業者数千人当たりの金額」
本稿シーズンⅣでは、立地産業について、これまでの4つの力と製造業という大きな区分けを、いますこし解像度をあげて産業連関表で細かく見直していくことを始めております。前回は 東京都の産業連関表(地域内表37部門)で各産業部門ごとの粗付加価値部門計内訳と従業者数を確認してみました。
・(第8回)「東京都(2)37部門・粗付加価値部門計内訳と従業者数」
今回は、東京都の立地産業について、37部門別の粗付加価値部門計の内訳の生産額に対する割合と従業者千人当たりの金額を確認しておきたいと思っとります。
〇 東京都の産業連関表
今回も2015年の東京都の産業連関表(地域内表)で確認します。
・産業連関表 2015年 東京都
シーズンⅡでも東京都の産業連関表をみておりまして、後半にみたこともあり、詳しくみていました。
・【シーズンⅡ】(第63回)「東京都の産業連関表(地域内表)をみてみた!」
・【シーズンⅡ】(第64回)「東京都の産業連関表(地域間表)をみてみた!」
また、東京都については、シーズンⅠでもみておりました。
〇 37部門別の粗付加価値部門計の内訳の生産額に対する割合
東京都の産業連関表はシーズンⅡでも詳しくみてたので、今回はザーッと復習です。まずは、37部門別の粗付加価値部門計の内訳の生産額に対する割合です。37部門別の表と鉱業・製造業の表を並べてみました。
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本マガジンの編集長は『稼ぐまちが地方を変える』、『地方創生大全』、『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』等の書籍執筆や週刊東洋経済オンラインに連載も持つ木下斉が担当。編集長自らが書き下ろしたコラムもお読みいただけます。
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