田舎の気遣い、都会のセクハラ(?)
先日、日本食べるタイムスの田丸さんと対談しました。その中で、「田舎の距離感が近すぎて、都会の人間が馴染まない現象」の背景について、ちょっと話しました。今回はその考察。
僕も以前田舎で暮らしていて、自治会の班長をやっていた頃は、近所の独居老人の家のカーテンのヒダや、郵便受けを毎日何となくチェックしてました。1週間以上動きがなければ、近所の人に入院したかどうかの情報を集めて、何も情報がキャッチできなければ、「おばあちゃん、元気?」って言いに言ってました。
近所のスーパーで、知り合いのじいちゃんがカップラーメンばかり食べてたら心配して、「たまには米も食べんとね」とか声掛けしてました。
ここで問題です。都会に越してきた僕が近所の誰かにそんなことしてたり、地域の皆さんが都会から移住してきた若い女の子に、同じことをしたらどうなるでしょう??
そう、タダのストーカーですね(笑)。
他意はなくてもそうなんです。だって都会で暮らす自分の孫が、近所の知り合いに同じコミュニケーション取られたら、引っ越すか通報か検討しますよね?
これは価値観の相違の話です。
ただ、地域と都会を行ったり来たりする人は、何となく気を付けてることで、いきなり転勤した人が戸惑う部分でもあります。
いずれにしても、自分の価値観ではなく、相手の価値観を想像してみるのが大切。そんな話でした。