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unforgettable friends

仲良くなった友達の中には、一度も再会出来ていないけれど、決して忘れられない人もいます。

それは、デイナと彼女のボーイフレンド、ジョン。

デイナの紹介で、ジョンやデイナのお母さんのどちらもが、私を可愛がってくれました。

デイナのお母さんは、初対面の時、私に黄色いバラをプレゼントしてくれて、「黄色いバラの花言葉は、友情なのよ」と説明。バラ自体をプレゼントされたことがなかったので、それはとても素敵なサプライズでした。

デイナのお母さんが運転する車で移動中、カーラジオからは「Sukiyaki」(坂本九さんが歌った「上を向いて歩こう」は、向こうではこんな題名で親しまれています)が流れてきて、渡米の一年前に、JALの飛行機事故で亡くなられた、坂本九さんを思い出し、ちょっぴり日本を恋しく感じたり。

そして私が帰国して間も無く、デイナから突然の手紙が届き、Navy(海軍)に入隊したジョンが、訓練中に心臓麻痺で亡くなったことを知りました。まだ18歳だったと思います。

頭の中では「Sukiyaki」が流れて、そして涙。

帰国以来、デイナとは一度も会っていませんが、コロナ禍の始め頃、各国がロックダウンをしていた頃、この歌を皆で歌うプロジェクトがありましたね。YouTubeでその映像を眺めながら、私の中ではコロナよりも、デイナとジョンの事を思い、そして2人の姿が、遠い記憶と共に目の奥に浮かんでいたのでした。

デイナがまた他の誰かに出会って、幸せな人生を送っていますように。

https://youtu.be/lBNJIhfa9Zs

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