ロックンローラーへの道
ある日、初めてパーマをかけようと思い立ちました。
日本の高校では禁止されていたので(アメリカ人ティーンエイジャーには理解し難い校則)、それは私にとってちょっとした冒険です。
アメリカに来て、初めての美容室。
「あまり斬新なヘアースタイルには、ならない様に」と、気を使ってくれたMomの提案で、最新流行ヘアースタイルの美容師が揃っている所は避けました。
言葉で髪型を伝えるのは難しそうなので、得意の絵を描いて持って行った私。
「ここは、こういう風にね」
「Ok、Ok !」
美容師さんは、ジョキジョキと髪の毛を切り始め、ロットを巻き始めます。
「あなたの髪はパーマがかかりにくそうわねぇ…」と、結構な量のパーマ液らしきものをふりかけ始めました。
確かに嫌な予感はしました。でも、初めてだったので、訳もわからず。
「さぁ、出来た上がったわよ」
の声に、鏡を見て唖然。
私のおでこから上には、まるで雀の巣の様な、カールの強いぐるぐる巻きの髪の毛が…!
私の髪がどんな風に仕上がったのかは、80年代に流行ったロックンローラーたちの髪型を想像してもらえれば、ほぼそれに近いと思います。
最新流行の美容室へ行っても、結果は同じだった様な気はしますが、値段は安かったのかもしれません(号泣)