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神様には、前髪しかない様です…

アメリカでの記念すべき初デートには、平凡だけど、映画へ行きました。

「何を喋れば良いのか?」恥ずかしいと言うよりは、割とそういったことを真剣に悩んだと思います…。

ピンポーン

約束の6時に、トニーが車でピックアップしにやって来ました。

外国映画で良く見かけるように、彼はDadに自己紹介しながら握手しています。

「楽しんでおいで!」DadとMomの言葉に後押しされながら家を後にし、ファーストフードレストランで夕食をとった後、ハイウェイを走って映画館へ向かいました。

何の映画を観たのかなど、全く覚えていないのですが、日本人高校生のデートと違い、親に全てオープンかつ、金曜日なら帰りが夜11時や12時でも、ちゃんと約束を守れば大丈夫だと言うのが、同じ高校生の世界とは思えず、違う国にいるのだな…と、実感させられました。

留学生が留学中に、日本で言うところの、「特定の人とお付き合いをする」(あちらでは、ボーイフレンド、ガールフレンドと、表現)ところまで行った人は、ヨーロッパ人で1人、日本人で1人いましたが、皆さん悲しい事に、帰国前にはさよならをされていました。

実はこのトニーとのデートから遡る事、1ヶ月ほど前、学校で開かれたクリスマスダンスパーティー(プロムと呼ばれる、卒業ダンスパーティに並ぶ、ビッグイベント)に、トニーではない男子から誘われた私なのですが、色々と思うところがあって断ってしまい、その事を35年経った今も、後悔しています♡

チャンスの神様には、前髪しかない様です。

若い皆様には、どうか何事も後悔しないよう、思い立ったが吉日で行動して欲しいものです。これから先の、自分に対しての戒めも込めて!


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