Homesick

学校が始まってすぐ、同じ日に日本を旅立ち、アメリカの違う州で留学生活を送っている友達から、手紙が届きました。

ホームシックに言葉の壁に…と、相当苦しんでいる様子が正直に綴られている。

「わかるわかる。誰もが一番辛い時期だ、頑張ろう！」と、返事を書きましたが、これは自分への励ましでもありました。

アメリカに滞在中、私は普段手紙を書く機会のない、日本の両親や学校の先生などへ近況報告をしつつ、自分の中のフラストレーションを吐き出して、バランスを保っていたところがありました。

「毎日、とても楽しくて！」と、少し大げさに書く事で、自分自身への暗示をかけていたところもあった様です。

友達の中には、ホストチェンジ（ホストファミリーを変えてもらう事）をした人もいれば、参加したプログラムはヨーロッパからの生徒も受け入れていましたが、日本人と違って自己主張の強い彼らの中には、アメリカに馴染めず、途中で帰国してしまう人もいたとか。

旅行と違い、文化の違う国で他人の家庭に入って暮らすのは、個人差はあれど、ストレスフルな事ではあったのです。