犬と歩く京都、南禅寺。
やっと、秋らしい日々が到来。
ここまで、苦節3ヶ月?もう、2度と秋は来ないのではないか…と、絶望する程の暑い夏でした。
先日、お茶の先生から、南禅寺境内には犬が入れるってご存知?と、尋ねられる。
えぇえぇ、知っています。ついでにあの界隈には、犬連れで入れる湯豆腐屋さんやコーヒーショップもあり、哲学の道を北上し、銀閣寺までの間にも、店内で一緒に食事が出来るお店が何軒かありますよ…
その様にお答えすると、自宅で猫を飼っていらっしゃる先生は、驚いていました。
猫だけを飼う人と犬だけを飼う人は、同じ時、同じ場所で暮らしているはずなのに、まるで違う空間で過ごすかの如く、互いが知っている事を知らずにいる事があります。
コロナ禍の頃、犬を連れて良く鴨川沿いを散歩していました。川も空も目の前に広がる景色も、一見平和に映ります。
でも、川沿いに建つ京都府立医科大学附属病院は、コロナ患者を受け入れていて、病棟内は戦場と化していると伝え聞いていた。川向こうの白い建物を対岸から眺めながら、この世には、なんて沢山の知らないものや、見えないものがあるのだろう!
そう感じたのも、はるか昔の事の様に思えます。
間も無く色づく葉を見ても、昨秋見た色と、今秋見る色は、違って見えるのかな、もしかしたら。