留学生時代、アメリカで知り合った生徒のほぼ全員には、Curfew(カーフュー:門限)がありました。
その時間は、夜の11時や12時(そしてそれは、週末のみ)と、日本の高校生よりはずっと遅いのですが、「守らなければならない」と言う危機感は、上回っていたように思います。
日本にいる時、私には特に「何時」と言う門限はありませんでした。
特に何時、と、指定されなくても、親が驚くほど遅くなる事はなかったし、8時には帰ってきなさいと言われても、「ごめん、8時30分になる」と電話で伝えれば、それで納得してもらえていたのです。
別に私が優等生だった訳でも、真面目だった訳でもなく、日本人(もしくは日本社会)は、とにかく曖昧な事が多いように思う。
ところが、アメリカにはこれがアメリカかな?と思える程、「自由」が多い分、「規制」も多くありました。
Curfewに遅れてしまった子は、1週間外出禁止!と、親から言い渡されるなど、自由を得る為には必ず守らなければならない約束事がいくつかある事を、学んだ私。
帰国後、日本の高校に戻って、改めて校則の縛りの中で生きてみると、そんな事を規制してどうする?と言うものがあったり、一方で、そこを曖昧にするのは止めようよと思える部分があったりで、私の中での「何事も一度は疑ってみる癖」は、この留学体験から得られたものだと思う。
チャンスがあれば、出来るだけ若くて心が柔軟なうちに、一度外から自分の世界を眺めてみる大切さを、最近でもひしひしと感じます。
恋愛と同じで、「チャンスの神様は前髪しかない」様なので、是非とも掴みそびれなきよう…♡