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Area representative

私が所属していた留学プログラムは、YFU(Youth for Understading)という、ミシガン州で始まったもので、今や世界各国から、色々な国へ留学生を送り出しています。

このYFUのシステムの特徴に、Area representative(地区委員)というものがありました。

地区ごとに担当者が分かれ、自分の地区にホームステイしている生徒の相談を受けたり、ホストファミリーとトラブルがあれば、仲介役になってくれたりします。

私のArea rep.は、私が留学した前年に、日本からの男子留学生を自宅でホームステイさせた経験があり、経験の記憶が新しい事もあって、とても心強い味方でした。

この女性地区委員は、独身でホームステイを受け入れていたのですが、これも家族の形があまりに固定化した日本では、なかなか受け入れられない感覚かもしれません。

独身であっても、子供が沢山いても、いなくても、パートナーが同性でも、ボランティアをしたいという愛があって、条件さえ整えば、きっと留学生受け入れを、出来るはず。

彼女からは、月に一度は必ず手紙が届き、電話をくれたり、時には同じ地区の、違うハイスクールに通っていたドイツ人留学生も一緒に、自宅に泊めてくれたりと、ホストファミリーとはまた違ったサポートを、し続けてくれたのでした。

その後、地区委員の仕事で来日した時には、一緒に広島まで原爆記念館を訪れたり、私が渡米した時には食事に行ったりと、その後もずっと関係は続いています。

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