自分を守る
今では日本でも「車を離れる時は、荷物を座席の下に置くか、トランクに入れること」と言う、注意喚起の言葉を良く耳にします。
それは、残念な事に窓ガラスを割られて、泥棒にあう危険があるからです。
ところが、私が留学をした頃、日本でそれを実践している人は、周りに殆どいませんでした。(私の周囲が平和すぎたのか、日本が平和すぎたのか?)
その感覚のままアメリカへ行ったものですから、私は何度かMomから注意を受ける羽目になりました。
買い物をしてきた袋を車内に残して車を離れる時、私の荷物は座席の上に「ちょこん」と、置かれたまま。
DadやMomが言うには、たとえ泥棒にあったとしても、そう言う置き方をしたこちらも文句を言えないらしいのです。
これが、「自分の身は自分で守る国なのか」と、少々憂鬱になった事を、思い出します。
そして今は私が子供に、「荷物を車内に置いて行く時は、座席下に目立たないように置きなさい」と指導する日々。
こんな注意を与えなくてはいけない状況を、寂しくは思いますが、トラブルを未然に防ぐためには、相手に隙を与えないのも大事なのだと学んだように思います。