Oregon Legislative Assembly
オレゴン州の州都は、Salem(セーレム)と言う、州の北西部に位置する、人口約15万人(2008年)の街です。
私がホームステイしていたオレゴンシティからは、車でハイウェイを、約2時間走ったところにありました。
ある日、私たちYFUの留学生は、州知事に招待されて、そのSalemへ向かったのですが、これはとても光栄な事で、ドレスコードもありました。
その時集ったメンバーは、オレゴン州内に、散り散りばらばらになっていた面々で、オランダやドイツ、デンマークなどヨーロッパからの留学生も。
その中に1人、日本からポートランドまで一緒だった、名古屋市在住の友達もいて、私たちは再会を喜び合い、そして互いの髪の毛(彼女もパーマをかけていた!)を笑い合い、これまでの健闘を讃え合いました。
(彼女とは、帰国後も何度か会って、今でも年賀状のやり取りをしています)
私を含む留学生全員は、オレゴンの議会制度について、議事室でレクチャーを受けたり、議長が立つ場所で記念撮影したり、建物内を見学して回ったりしたのですが…。
普通の会話と違って、法律用語が混じる説明に、私はわかったフリして「I see」などと相づちを打ちつつも、内心は「?」で溢れていた。
同じ留学生でも、ヨーロッパからの生徒は熱心に質問をしていて、例えその説明が日本語であっても、質問は出来そうにない自分を恥じ、そしてこの時の悔しさが、今の自分に繋がっています。
世界を知るには、まず自分の国の事を知ろう。
今、私は余程でない限り、政治についても政党についても、会話のタブーをなくし、色々な人と自由に主張を語り合ったり、質問したりしている。
そして子供にも、自分の頭でしっかり考えられるよう、せめて私が知っている事を、伝えるようにしています。