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“推し”というワードが広まってよかったなと思う話

※当記事は、特定の個人を攻撃する意図はありません。ただの日記感覚として読んでいただけると幸いです。

“推し”

好きなキャラ、コンテンツ、アイドル、その他様々な“好き”なものを指す。

その言葉が今ほど流行ったのはいつ頃からだろうか。AKB48が流行っていたあたりからだろうか。

また、広まったお陰で“他人の推し活を否定しない”という流れもできている気がする。
推し活肯定派のわたしとしてはとても嬉しい。

ただ、そのワードが今ほど広がる前、とある光景をTwitterで見た事があるのを思い出した。

当時のわたしは遊戯王というカードゲームをやっており、Fate/Grand Orderというソシャゲもやっていた。
好きなキャラはジャンヌオルタ。

そんなわたしはコミケの同人カードサプライとしてジャンヌオルタのかわいいスリーブが出たのを目にした。もちろん買った。

そして、そのスリーブのイラストを描いたイラストレーターの事も気になり、調べてTwitterアカウントをフォローした。

そのイラストレーターのアカウントをフォローして、数ヶ月経ったあたりだっただろうか。

そのイラストレーターがカードショップに行き、他のプレイヤーと対戦、いわゆる”デュエル“をしたらしい。
だが、不快な体験をしたらしく、

「カオスMAXを使うクズデュエリスト」
「カオスMAXワンパターンの男」
「”違うデッキを使う“と言いながら、違うデッキにもカオスMAXが入っていた」

という内容のツイートを連投していた。

上記は意訳ではあるだが、ツイートの文面からでは、対戦相手の何が悪い、どこがクズなのかわからなかった。

ただ、相手さんの“推し”が“カオスMAX“なだけではないのだろうか。

遊戯王を知らない読者のために解説すると、カオスMAXというのは
「ブルーアイズ•カオスMAX•ドラゴン」
の事であり、超ざっくり言うとめちゃくちゃ強い。

マスターデュエルの影響で知ってる人も多いかも?

しかも、上記の事が起きた当時は対抗手段が少なく、ファンデッキからすると苦戦を強いられていてもおかしくない。

また、映画で海馬瀬人社長が使用しており、そのキャラが好きだ、“推し”だからこそ使うという人も一定数いるだろう。

CVツダケンさんの超人気キャラ

「ファンデッキでカオスMAXにボコボコにされたのかも?」
「当時はリリーサーも使えたし、マジに完膚なきまでに叩きのめされて不快になったのかも?」
「それとも対戦相手の態度が嫌だったのかも?」

色々考えられなくもないが、憶測の域を出ない。

逆に、説明不足なせいで、わたしからすると、

「カオスMAXを推している人を熱烈にdisっている」

ようにしか見えず、はっきり言って気持ち悪かった。

後日、そのイラストレーターは

「またあのカードショップに行きたいなぁ。クズデュエリストに会いたいなぁ。
『またカオスMAXかよ!ワンパターンだな!それしかないのかよ!』
って言ってやりたい!」

という内容のツイートをしていた。もういいよ………。

気持ち悪さが限界を超えてリミットオーバーアクセルシンクロしそうになったので、そのイラストレーターをブロックした。

また、作者と作品は違うとわかっているものの、スリーブを見るだけで作者を思い出して吐きそうになったので、買ったスリーブは全て破いて捨てた。
それくらい無理だった。
この記事を読んでいる方は「作品と作者は違う」という事を忘れないでほしい。

それから時は経ち、”推し“というワードが大流行し、”他人の推しを否定しない“という流れもできてきた。

今だったら、上記の事は

デュエリストさん「僕はカオスMAXが推しなんです!カオスMAXのデッキを何個も持つくらい好きなんです!」
イラストレーター「それはすごい!相当好きなんですね!これからも推し活頑張ってください!ファイトです!!」

これだけで終わりそうな気がする。マジでどこにクズ要素あんねん?

なんにせよ、推し活に関しては世の中がいい方向に向かっていて嬉しいと思うばかりである。

おしまい。

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