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【Legacy】晴れる屋秋葉原レガシー杯レポ&UB Scamについて


はじめに

皆様お久しぶりです。るてと申します。今回は久しぶりにレガシーについての記事を書こうと思いました。前半は大会レポ、後半は今回使用したUB Scamについての自分なりの解説となっています。つたない文章ですが是非お付き合いしていただけると幸いです。

大会レポ

【10/7】晴れる屋秋葉原レガシー杯マジック30周年特別版

9月後半から配布されている水蓮の花びらのプロモが参加賞で貰えるとのことで参加。実際、参加している人はプロモを貰うついでに大会へ出るという趣きの人が多いように感じました。

使用デッキ

テーブルトップ、オンラインともに上位にいる確率がトップクラスで高いUB Scamを使用。今環境でデルバーを使用する気があまり起きない、ただし青いフェアデッキは使いたいという理由でこのデッキにしました。
デルバー系を苦手としているため、メインに致命的な一押しを3枚積むことで差し込める除去の量を多くしています。

R1 赤単ペインター

G1 後手 ×
カウンターや除去がなく、ドローで探していく手札をキープ。相手の先手2T血染めの月で見事に嵌り、うまく動けなくなったところに運命の巻物で予示クリーチャーを増やされ続けて負け。

【サイドボード】
赤い+アーティファクトデッキのため、青霊破系やファクト破壊が出来るカードを投入。刺さりがあまりよくないため弓使いを減らし、アドバンテージで勝つマッチではないと判断して交換条件を抜いた。

In
2 ダウスィーの虚空歩き
1 青霊破
1 水流破
1 火薬樽
1 無のロッド

Out
2 オークの弓使い
1 シェオルドレッドの勅命
1 喉首狙い
2 サウロンの交換条件

G2 先手 ×
相手の月を意志の力で止め、無のロッドを置いたがいいが決め手になるクリーチャーを全く引かず硬直した状況になる。相手の場に大いなる創造者、カーンが登場、マイコシンスの格子を置かれ、どっちも何もできない状況になり、デッキ枚数がこちらの方が少ないため投了。

R2 4cデルバー

G1 後手 ○
相手の先手1Tドラゴンの怒りの媒介者よりデルバー系と判断。1マナ浮かせながら除去をしていくと相手の攻め手が無くなり、悲嘆と濁浪の執政で押し切って勝ち。

【サイドボード】
テンポを相手にとられがちなマッチのため、軽い除去やカウンターを増やす。悲嘆のハンデスで動けなくなるようなデッキではなく、再活性を連打できる程のライフの余裕がないため、少しずつ減らした。

In
1 青霊破
1 水流破
1 狼狽の嵐
1 喉首狙い
1 虚無の呪文爆弾

Out
1 悲嘆
1 再活性
1 シェオルドレッドの勅命
2 意志の力

G2 後手 ×
相殺を置かれてかなり厳しい状況の中、一向に変身しないデルバーでコツコツ殴られる展開が続く。逆転の芽があるカザド=ドゥームのトロールの再活性がナチュラル相殺で消され、相手から濁浪が出てきて止められず負け。

G3 先手 ○
相手の後手1T媒介者に弓使い+目くらましのバックアップで除去を行う。相殺を置かれるもその後さらに弓使いを追加し、相手の手札にドローと赤霊破がダブつき除去されずに勝ち。

R3 URGスニークショー

G1 後手 ○
1マリガン後、悲嘆+再活性でキープ。相手がフェッチ島から思案と動いてきたため、ほぼコンボだろうと思い、悲嘆ピッチをすると騙し討ちと偉大なる統一者、アトラクサが見えた。アトラクサを落とし、再活性で釣り上げたところ相手が投了。

【サイドボード】
除去を抜き、カウンターを詰め込む。除去の中でもエムラクールを対処出来る可能性のある勅命だけは今回残した。

In
1 青霊破
1 水流破
1 狼狽の嵐
1 否定の力
2 激しい叱責

Out
3 致命的な一押し
1 喉首狙い
2 サウロンの交換条件

G2 後手 ○
またもや1マリガン後、悲嘆+再活性でキープするも先手1Tに墓堀りの檻を置かれてプランを変更。しかし相手の動きが思わしくなく、相手のエンド時に些細な盗みで檻をバウンスした後、悲嘆ピッチを行うとアトラクサ、実物提示教育、騙し討ち、土地という手札。ここからアトラクサを落として再活性で釣り上げ、土地、再活性、濁浪、意志の力を回収して再度の再活性で悲嘆を釣り、騙し討ちを落とし、意志の力2セット構えで勝ち。

R4 URWスニークショー

G1 先手 ○
Tundra、Volcanic Islandと置かれてエオルコンか?と思うも弓使いに白除去が飛んで来ず、???と思いながら悲嘆を通常キャストするとデジェルとハゾレトを採用したスニークショーと判明。ただ相手の土地が伸びずに弓使いと悲嘆でビートして勝ち。

【サイドボード】
R3と同様。ただし今回は相手の赤が濃いめなので青霊破系が強く使える。

In
1 青霊破
1 水流破
1 狼狽の嵐
1 否定の力
2 激しい叱責

Out
3 致命的な一押し
1 喉首狙い
2 サウロンの交換条件

G2 後手 ○
後手2Tにトロールを再活性し、3Tクロックを突き付ける。先手4Tに騙し討ちが通り、返しで除去出来なければ何かが飛んでくる状況。お祈りトップで青霊破を引いたため、そのままトロールが完走して勝ち。

R5 ID

ここで3勝以上が8人となり、上位卓が全員IDしてトップ8確定。最終的には3-1-1の7位でスイスラウンド抜けとなった。

SE1 4cテンポ

G1 後手 ×
トリプルマリガンとなり、手札4枚からスタート。相手の先手1T媒介者は一押しで対処するも、獣の探索が通り手札差が覆せないところまできた段階で投了。

【サイドボード】
インアウトはR2と変わらず。フェアデッキ相手への昔のセオリーは意志の力全抜きだったが、赤霊破が採用できない都合上、濁浪など一部の対処に困るカード用に2枚だけ残している。減った手札はサウロンの交換条件で補給する想定。現在デルバー系のデッキに探索するドルイドが採用されたため、青ブラ系の当てどころが少し増えている。

In
1 青霊破
1 水流破
1 狼狽の嵐
1 喉首狙い
1 虚無の呪文爆弾

Out
1 悲嘆
1 再活性
1 シェオルドレッドの勅命
2 意志の力

G2 先手 ○
お互い2マナを構えあう立ち上がり。こちらが先に弓使いをだし、相手も弓使い、更にこちらも弓使いで返すゲーム。獣の探索を目くらましで打ち消したところ、相手の手札が土地ばかりになったようで悲嘆通常キャスト連打からビートで勝ち。

G3 後手 ○
先手の媒介者を一押しで返した後、3T目にトロールを再活性する。相殺を意志の力で返すと、獣の探索から外科的摘出がめくれ、致命的な一押しがデッキから無くなる。ドロー呪文連打でドルイドが高速で育ち始め、トロールvsドルイドの差し合いに。最後は悲嘆ピッチで相手の弓使いを抜き、こちらのオーク・動員トークンでドルイドを止め続けて勝ち。

SE2 ドゥームズデイ

G1 後手 ×
先手1Tから暗黒の儀式で最後の審判をキャストされる。ターンが帰ってくるも、魂の洞窟マーフォーク宣言からタッサの神託者が出てきて負け。

【サイドボード】
R3、R4とほぼ同様の考えで除去を抜き、カウンターを入れる。黒いコンボは暗黒の儀式があるため、他のコンボよりも達成速度が速く、悲嘆から入れるようにマリガンを厳しめに行う。

In
2 外科的摘出
1 狼狽の嵐
1 否定の力
2 激しい叱責

Out
3 致命的な一押し
1 喉首狙い
1 シェオルドレッドの勅命
1 ロリアンの発見

G2 先手 ×
1マリガン後、激しい叱責がある手札をキープ。またしても1T目に最後の審判を撃たれ、かなり厳しい状況になる。引いてきた悲嘆ピッチを行うと、意志の力、渦まく知識、土地という手札で、ここから意志の力を落とす。結果的にここがミスとなり、相手が一旦ブレスト→ハンデスから動き、打ち消せない神託者で負け。感想戦でブレストを落としておけば突っ込んでいたと思うとの言葉を聞き、対戦経験の足らなさが出てしまったマッチとなった。その後話を聞くと2ゲームとも暗黒の儀式、最後の審判、意志の力セットが初手にあったとのこと。なんだ?ドゥームズデイは最強デッキか???

結果

SE2没で9,000ポイント獲得。最終的には負けてしまいましたが、最近戦績がボロボロだったこともあり、嬉しい結果となりました。


UB Scam デッキ解説

ここからが本題のデッキ解説になります。UB Scamとはどういうデッキなのか、どういう構成が一般的なのかという部分を書いていきたいと思います。

UB Scam(別名:UB Marktide) とは

指輪物語:中つ国の伝承が発売した後から環境に姿を現したかなり新しいアーキタイプです。一言で言えば『ドブンのあるミッドレンジ』という日本人好みのデッキだと思います。Scam(詐欺)の名前の由来となった、1T目悲嘆ピッチ→再活性の動きを搭載しており、ミッドレンジとしては珍しくコンボ系のデッキに強く出ることが出来ます。

左:モダンで禁止も囁かれているスーパーハンデス 暴露に肉体をつけてはいけない
右:悲嘆登場により評価が爆上がりしたカード 相手の墓地の生物も対象に取れる 

1T悲嘆の動きがありつつ、相手によってはカザド=ドゥームのトロールを再活性して(ほぼ)3Tクロックを突き付けたり、オークの弓使い連打で場を荒らしながらドロー呪文を牽制するなど柔軟な動きをとれるところが利点です。

参考デッキリスト

上記は10/1のLegacy Challengeで入賞したリストです。人により採用する除去が変わっていたり、土地サイクリングと土地の枚数の微調整が見られますが、どのリストであれ概ねこのような構成をしていると考えてください。

次からどのようなカードが採用されているのかとその採用枚数について書いていきます。

クリーチャー

多少の枚数の違いはあれど全てのリストで下記の5種が採用されています。

①悲嘆 4枚
Scamの名はこのカードをピッチして再活性するところからきている、デッキを代表するクリーチャーです。基本的に4枚から減ることはありません。ピッチの印象が強いですが、ギリギリ素出しが可能な4マナというところが偉く、ゲーム後半の悲嘆連打でゲームが決まることもあります。

暴露持ちの生物というだけでも強いのに威迫というインクの染みまでついている

②オークの弓使い 4枚
現在のレガシーを代表するクリーチャー。収録後はモダン以下の色々なカードの評価を変えたカードです。これも4枚から減ることはありません。上の悲嘆はデッキを代表するクリーチャーですが、UB Scamというデッキの根幹を成しているのはこのカードです。悲嘆×2回で相手のハンドを減らす、またはトロール再活性の後、これで相手のドローに蓋をすることによって強いデッキの動きとなります。これが禁止されるとUB Scamというデッキは成り立たなくなると思います。

全ての能力が強く、モダン以下の環境で見ないことはない1枚。毅然たる援軍は泣いていい

③カザド=ドゥームのトロール 4枚
不特定マナ1で沼サイクリングができるクリーチャー。最初は3枚でしたが、日が経つと4枚固定になりました。このカードのおかげで土地枚数を少なくすることが出来、なおかつ再活性で釣ればフィニッシャーになるという本当にコモンなのか疑うカードです。

スーパー威迫があまりにも強い、実質ブロック不可の6点クロック

④濁浪の執政 2-3枚
モダンホライゾン2が発売されてから青のフィニッシャーといえばこのクリーチャーです。いくら赤霊破や紅蓮破があるとは言え、無いと負けてしまう大きなインパクトを持ったカードです。墓地に落ちた後でも再活性で釣り上げた後に手札から別の濁浪を出すことでサイズが大きい濁浪を2体並べることが出来ます。

簡単に7/7になるフィニッシャー。青で良くもあり、悪くもある

⑤厚かましい借り手 1-2枚
基本的には出来事側の些細な盗みを利用するために採用されています。青黒だと触りづらいエンチャント、アーティファクト、濁浪の執政のような大型クリーチャーを一時的に対処するために使います。クロックとしても飛行持ち3点のため、及第点です。

ぶっ壊れセットと名高いエルドレイン産

クリーチャー以外の呪文

基本的には青の強ドローカード、カウンターという青いフェアデッキであれば一般的な構成を採用しています。黒の除去の採用についてはリストにより微妙に違いがあります。

①渦まく知識 4枚
レガシーを代表する青の呪文その1。このカードは色々なところで語られているため、今更話すことがありません。そのくらいのカードです。

バージョンが多く、プレイヤーのこだわりが出る

②思案 4枚
特定の何かを探すということに長けている青のキャントリップ呪文。これと渦まく知識のおかげでレガシーの青デッキは土地が少なめになります。

実はヴィンテージ制限

③意志の力 4枚
レガシーを代表する青の呪文その2。基本的に損なのでピッチをするときは本当に困るもの以外打ち消しません。

使われると強く見えるが自分で使うとそうでもないカード筆頭

④目くらまし 3-4枚
島を戻すことで0マナで打てるカウンター。UB Scamというデッキはトロール再活性など早い段階で相手を追い詰めたり、マナを全て使ってしまう展開が多く、0マナで打てるカウンターは貴重です。また、頻度は高くないですが神秘の聖域の使いまわしにも利用できます。

この性能でクリーチャー、非クリーチャー呪文問わないのが偉い

⑤再活性 4枚
悲嘆、トロール、弓使い、果ては相手の墓地に落ちた大型クリーチャーなどなんでも釣ることが出来る呪文です。これの英名から墓地から釣り上げる戦術のことをリアニメイトと呼びます。悲嘆、トロールとともにこれを採用することはレガシーのパッケージの一つになりました。

相手の墓地から大型生物を釣り上げる時が一番気持ちがいい

⑥致命的な一押し 2-3枚
紛争達成で4マナクリーチャーまで対応することが出来る1マナの除去。デルバー等テンポデッキに対抗するために最近は75枚のうちに3枚採用されていることが多いです。

邪悪な熱気と比較すると悲しくなる性能

⑦サウロンの交換条件 2-3枚
1マナ減った嘘か真か。大体2-2に分けてくれるのでほぼ確実に手札が増えます。手札にダブつきがちになるため、メイン2枚が主流になりつつあります。

撃たれる側の練習も必要なカード

⑧ロリアンの発見 1-2枚
トロールと同じく、基本土地サイクリング枠での採用です。島を持ってこれるため、神秘の聖域もサーチ可能です。時々5マナで撃つこともあります。意志の力のコストになる土地換算カードという書き出してみると結構なバグカードです。

ヴィンテージでも使われているコモン。1,000円弱くらいする

ここからは選択枠となります。黒の2マナ除去などがここの枠に入ります。除去は濁浪の執政を除去できることが採用の第一条件となるため、採れる除去は限られてきます。

⑨シェオルドレッドの勅命 0-1枚
布告除去で一番便利なので1枚採用されていることが多いです。大体マリットレイジトークンを対処する用です。対象を取らないため、神聖の力線を置かれていても撃つことが可能です。

近年のカードパワーの高さを表す1枚

⑩殺し 0-1枚
沼をコントロールしていれば0マナで撃つことが出来る除去です。ただし黒のクリーチャーには撃てないため、黙示録、シェオルドレッドなどに対応したい場合は別の除去を採用することになります。また、4ライフペイが結構重いため、撃つ際はそこも考慮する必要があります。

コモンなのに高すぎたカード。ドクター・フーコラボで採録が確定

⑪喉首狙い 0-2枚
除去範囲が広く、個人的に好きなので私は採用しています。ウルザの物語のトークンなどに触れないため、そこが許容できない人は別の除去を使いましょう。

土地

基本的にフェッチランドの枚数以外は固定されています。採用する土地サイクリングの枚数に応じてフェッチを減らすくらいしか変わりはありません。

①汚染された三角州 4枚
島も沼も持ってくることが出来るため確定4枚です。

②青絡みフェッチランド 1-2枚
ロリアンの発見の採用枚数に応じて枚数が変わります。発見1枚ならフェッチ2枚、発見2枚採用ならフェッチ1枚になります。

好きなものを使うとよい

③Underground Sea 4枚
島、沼のデュアルランドです。文句なしの4枚です。

UB Scamが流行ったせいでVolcanic Islandと同等の値段まで戻った

④基本土地 島 1枚、沼 1枚
基本土地なのでまとめて紹介します。不毛をケアして3マナまで伸ばすために初手の動きに干渉しないのであれば基本土地から置きます。沼は初動にあまり関わらず、濁浪のキャストの邪魔になることもありますが、必要なカードです。

この基本土地が一番好き

⑤神秘の聖域 1枚
ゲーム後半にサウロンの交換条件などを拾うためのカードです。序盤に引くと破りたくなりますが、それを考慮しても強いカードではあります。島なのでロリアンの発見でサーチ出来ることは覚えておきましょう。

モダン禁止カードは伊達じゃない

⑥不毛の大地 4枚
レガシーを定義するカードだと個人的に思っているカードです。これがあるから目くらましが強いです。これも経験がものをいうカードなので使い方をよく練習しましょう。

レガシーが上手な人はこれの使い方が上手い(と思っている)

サイドボード

人によって様々なカードが採用されているため、最近のリストで良く見るものを紹介します。

①青霊破、水流破
レガシーの青と言えば…というサイド用カード。赤霊破系より汎用性は劣りますが、騙し討ちや血染めの月などやっかいな置物を対策できるため、1-2枚採用されています。

②外科的摘出
大体のデッキのサイドボードに採用されている実質0マナの墓地対策です。リアニメイト系にはもちろんのこと、コンボ相手にサイドインする様子が良く見られます。

通称:土下座

③否定の力
相手のターンのみピッチ出来るカウンターです。クリーチャーを止められないという違いはありますが、これをサイドインするデッキはコンボデッキのため、ほぼ意志の力の5-6枚目として運用されます。おまけで付いている追放能力が偉く、墓地での呪文の再利用を許しません。

3マナと軽いため、素撃ちも可能

④狼狽の嵐
ストームがついたカウンターというかなり珍しいカードです。ストーム1で撃っても呪文貫きと同等なのでかなり使いやすいと感じます。コンボ系のみならずテンポ系のデッキにもサイドイン出来るので便利なカードです。

⑤ダウスィーの虚空歩き
シャドーで3点クロックに墓地対策までついているスペックがかなり高いクリーチャーです。墓地を使うコンボ、コントロール系、弓使いがあまり有効でない相手にサイドインします。能力で追放した呪文は何でも唱えられるため、攻撃するか唱えるかの判断が重要になります。一度虚空カウンターが乗って追放された呪文は再度出した虚空歩きでも唱えられることは覚えておきましょう。

⑥激しい叱責
主にスニークショーなどにサイドインします。ドゥームズデイのタッサの神託者の能力も止めることが可能で、ドローもついているため、対策カードとしては破格です。終了ステップに唱えることでその次のターンの終わりまでこれを維持することが出来ます。

イラストとカード名が一致しない(誤訳?)

⑦無のロッド
アーティファクトに対する必殺技ともいえるカードです。アーティファクト・土地はマナすら出せなくなるため、そういったデッキへの対抗策として1枚は採用したいカードだと思います。

採録禁止のため、かなり高額

⑧オルサンクのパランティール
主に土地単や青白系のコントロール系にサイドインする印象です。追加のアドバンテージ源として採用されています。

やたらテキストが複雑

プレイ指針

私もまだ自分の中で完全にまとまってはいないですが、このデッキはこう戦っていくという考えを書いていきます。後々より良い考えが生まれたらこの部分に追記する予定です。

まずは再活性+悲嘆、もしくは再活性+トロールを狙いましょう。ただ毎ゲームそれが出来る訳ではないため、その場合はカウンターや弓使いなど相手の動きを制限できる手札でゲームを開始できれば良いと思います。もし再活性が手札になかったとしても、悲嘆ピッチによるハンデスが役に立つ場合があるため、選択肢の一つには必ず入れておきます。

普通のフェアデッキと違い再活性が入っているため、うまくかみ合わない手札にややなりやすいデッキです。ですが、マリガンは積極的に行ってください。それくらい回った時の出力が大きい上に、減った手札はサウロンの交換条件で補充が出来るためです。

いざやってみると非常に気持ちがいい1T目悲嘆ピッチ→再活性の流れですが、手札を3枚使って相手の手札を2枚減らし、場に悲嘆がある状況にしているだけなのでアドバンテージは取っていません。そのためフェアデッキにはこれをやってもそれだけでは勝たないことが多いです。4マナまで貯め、悲嘆を素出しするプランも考えながらプレイを行いましょう。

基本的には、コンボ→悲嘆、白以外のデッキ→トロール、白系のコントロール等→弓使いのように相手に合わせて出していくクリーチャーを変えていきます。

おわりに

UB Scamはプレイ難易度が高めではありますが、その分練習の成果が出やすいデッキだと思うので是非使ってみてください。皆も再活性で気持ちよくなろう!!!

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