2024年エネルギー管理研修(熱分野)振り返り(2/3)
解説方針
・合格法というよりは研修教科書の効率良い使い方を考察する記事です。
・2024年の教科書ベースで解説するのでいずれ情報誤差が出ます。
(もちろん極力汎用的には説明しますが)
・正答率5割を一応の合格ラインと仮定しどう攻めるか考えます。
・勉強時間は正義
・科目2以降は熱分野での話です
ではまず科目1から
<1-1.エネルギーの仕様の合理化及び非化石エネルギーへの転換に関する法律及び命令>
いきなりの条文ラッシュで絶望していたのを覚えています。
①エネルギー使用量に基づいた特定事業者/管理指定工場/担当者の取り扱いに関わる問題は絶対覚える
(教科書内にわかりやすく表としてまとめられているはず。)
②省エネ法は「エネルギーの使用の合理化」「非化石エネルギーへの転換」「電気の需要の最適化」の3つの実現について記載している
(これらのワードを1つの単語として取り扱っていると認識するだけでかなり読みやすくなる。)
③試験対策としては第3章18条まで記憶/把握すれば十分
("非化石エネルギーへの転換に関する勧告等"まで。)
④エネルギー使用量の原油換算方法は重さの割にリターンが少ないので切る
(自分は切ったが1問不正解でダメコンできたので結果的に正解だった。)
上記4つの方針で行けばかなり暗記するエリアが狭まるはず。
<1-2.エネルギー情勢・政策>
時事ネタなので流石にここは研修動画でピックアップされた所を見るほうが良い。
とはいえ科目1全体で見れば得点振り分けはせいぜい15%程度。
学習効率考えるなら軽く触れるだけに抑えて鉛筆転がしても良さげ。
<1-3.エネルギー概論>
リターンを考えると単語全てを正確に暗記する必要性は1-2同様に薄い。
しかし熱分野にも関わる情報が多いので理解はしっかりしておくべき部分。
<1-4.エネルギー管理技術の基礎>
「使用合理化判断基準」と「熱&電気の基礎」の情報が大量に出てくる。
①管理研修と管理士試験の過去問を合わせて何年分かやって傾向を掴む
(教科書の情報量が凄まじく正面から教科書を攻めるのは流石に無茶。)
(この項の管理士試験は管理研修レベルで簡単なので利用する方が楽。)
②別冊「工場等におけるエネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準」のⅠとⅡを覚える
(一見すると文量が多いが繰り返し文が多いのでスルスル読めるはず。)
(出題量を考えると1-1の勉強を優先しても良い気がする。要検討)
<科目1総評>
まずは落ち着いて、確実に点を取れる部分から攻めて行きましょう。
触れば触るだけ伸びを実感出来る1-4の過去問を繰り返し解いたあと、1-1その他を覚えに行くのが良いと思います。
1-4で7割取って1-1で5割取って残りを気合で解けば全体5割!
次回は科目2~4の解説考察を行っていきます