サピエンス全史の読み方

なぜこの本を読もうと思ったのか?
 歴史を学べば未来はわからないが、未来へのヒントは得られると思うし、物事に対する根本的な考え方、なぜ今の当たり前が存在しているかなど理解できると思ったから

サピエンスとは?
・地球上の平凡な動物
・アフリカ大陸の一部に生息していた
・現代では地球をコントロールしている
なぜ、地球をコントロールできたのか?
→他の人類にはない想像力があったから

認知革命
 最も柔軟で大規模な集団行動ができるようになった
・想像力に基づいた意思疎通ができる
・脳の突然変異で言語が使えるようになった

農業革命
 権力者が「想像上の秩序」と呼ぶフィクションを用い、説得された人々が「より楽な生活をしたい」という期待が強まり、上流階級のみが恩恵を受け、貧富の差が広がった。
 ⚫︎理想
 農作物のおかげで安定的な食料調達が可能となり、飢えや病気から解放
 ⚫︎現実
・種まきや水やりなどの手間で労働時間が増加
・家畜化により動物からの病気の感染が広がった
・不作による将来への不安が始まった

⚪︎現代は階級制度はなくなり、教育により「当たり前」「普通」「常識」に変化

文字の使用とヒエラルキーの強化
・権力者が「想像上の秩序」を使っても人の脳に限界がある為、広められなくなる
・古代シュメール人により「書記」という記号を使った情報保存方法が編み出された
・さらに複雑な情報を保存できる楔形文字が生み出された
・大量の情報の蓄積に成功したが、その中から必要な情報を入手するのが困難に
・官僚制度が誕生
 官僚:情報検索という脳の使い方を訓練された新しい階級

世界をグローバル化する3つのフィクション
1. 貨幣
2. 帝国
3. 宗教
 →国の違いを超えて「仲間」に

科学革命
 科学は2つのフィクションと融合し、発展
1.帝国主義
「新たな知識を探求したい」
・領土拡大で実用的な知識を習得
・国内外に侵略の正当性を主張
2.資本主義
・生産による利益=次の生産のための資本
・貸倒のリスクが減り、経済成長をもたらす科学に投資された