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「くれない病」から楽しいヒントを学ぶ

エナジーギャップから来るのか、もしかして自分もそうだったのか、最近「くれない病」にかかる若者が多くなったと報じる記事があったので考えてみた。

新人で企業に入った若者はそろそろ会社にも慣れた頃ですが「会社は何もしてくれない・・」と言った「くれない病」を発病する季節?らしい。企業風土によるものか、現代の若者に共通するのかは不明ですが、企業の規模に関わらず苦労していることは確かなようです。

全てを与えて育った人間は、自分で考えることをしないそうです。中には異端児はいるかも知れないが、特に一流大学を出て就職した若者は、企業が用意した新人研修プログラムに乗り、まるでベルトコンベアーの上を安全に進むことで安全・安心の企業人を量産する。会社にとって都合の良い社員なのだろうが、その会社の未来は余り明るくないような気がする。

自分が受けた、今から40年以上も前の事を思い出してみると、新人研修は中小企業だったため特別なプログラムがあった訳では無いにしろ、1ヶ月も仕事をしないで「研修」と言った名目で楽しく学んでいた。学ぶと言っても現役のエンジニアの先輩から学びながらも、新人なのに自分達で研修の内容を考えながら進めていたような気がする。何せ会社のロケーションが「六本木」だったこともあり毎日ワクワクで楽しんでいたことを思い出す。

余談だが、まだ景気の良い時代だったので、初月から給料が出て夏のボーナスも支給された。さらに夏休みは2週間もあり、先輩の中には海外へ短期留学する人までいた。今、考えると変な会社(斬新な?)だった。

では、昔は「くれない病」にかかる人はいなかったと言えば、先輩に何人かいたがその人は結果的に転職してしまった。よく「会社は何もしてくれない・・」と言う人がいるが、会社がしてくれないのではなく会社の経営陣がしてくれないだけで、勘違いをしているように思います。

どこの会社でも中堅社員になると「会社が私の実力を評価してくれない」、「上司や仲間が自分との接し方を変えてくれない」と言った「くれない病」にかかる人は普通に存在する。会社としても治療する必要があるのですが、会社がどうこうする前に自分が「くれない病」を発病していることを自覚する必要があります。

本来「上司が・同僚が・会社が」と、自分以外の「誰か」が主語がなっているときは、問題を解決する主導権が向こう側にあるので、主導権を自分に戻す必要があります。

あなたが今抱えている「くれない病」は、もしかしてあなた自身の仕事を楽しくするためのヒントや方向転換のタイミングなのです。あなたには、その問題を解決できる力があります。そう感じたなら行動です。何かを変えれば、何かが変わります。

「くれない病」の話が、誰かの役にたちますように!

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