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AASN米国 JASS勉強会×慶應義塾大学 開催レポート(NY)

今回は、Arclev・AASNの支援を受けニューヨークで開催しているJASS (Japanese Association of Scholars in Science)勉強会に慶應義塾大学の皆さまが参加してくれたので、AASN・NY支部より当日の様子をレポートします!

Arclev, Inc. は世界をリードする第一級の研究者から未だ野に埋もれている将来有望な若手研究者までを含む、アカデミア研究者の有機的なネットワークです。大企業から中小企業、スタートアップまで、幅広い企業のニーズに合わせてテイラーメイドのソリューションを提供しています。

Arclevは国内外の有望研究者ネットワークのインサイダーとして新しいアカデミアを作り上げていく使命を自負しております。私たちは世界中のネットワークの中から、アークレブと同じ志を持つ有望若手研究者の団体アークレブ・アカデミア・ストラテジスト・ネットワーク(AASN)を立ち上げました。AASNでは、研究者自らがアカデミア、日本、そして世界のこれからを考え行動します。

ウェブサイト:https://www.arclev.co.jp/aasn/
株式会社アークレブおよびAASNの創業ストーリーはこちら

JASSは2005年にコロンビア大学の日本人研究者数名によって始まった、ニューヨーク近郊に住む理系研究者を中心とした勉強会です。毎月スピーカーをお招きし、自身の専門分野について講演・ディスカッションを行っています。勉強会と言えど堅苦しいものではなく、研究施設・大学内の一室で軽食を片手に研究内容を話題にしながらの交流会といった雰囲気の集まりです。AASNメンバーの北本さんと宮田さんが元代表で、現在は同じくAASNメンバー・NY支部メンバーの樋口さんと伊藤さんによって運営されています。

今回はNYの現地メンバーに慶應義塾大学のメンバーが加わり、会議室は席の余りがないほどいっぱいに埋まっていました。今回慶應義塾大学から参加されたのは、Keio-SPRING(JST次世代研究者挑戦的研究プログラム)の「グローバルシティズンシッププログラム」の一環としてNYを訪問された博士課程の学生さん方です。

当日の勉強会の様子

今回は運営メンバーの樋口さんが、「ニシキヘビの特徴を利用した代謝性疾患へのアプローチ」というお題で、ご自身の研究に関してお話ししてくださいました。ポスドク時代に家で飼っていた蛇を観察していて気付きを得たものが現在教授として独立する際の研究トピックになった、という研究者らしい経緯は、研究者の卵である私たちにとって憧れであり目指したい視点と姿勢です。

薬学のバックグラウンドが同じである慶應の生徒さんからは専門性の高い質問などもあがってディスカッションが盛り上がり、専門が違う私も聞いていてとても楽しかったです。慶應の皆さんは医学部や理工学部からシステムデザイン・マネジメントまで、幅広いバックグラウンドのメンバーで構成されているグループなので、それぞれの専門性の視点から研究のどこに着目するかが違ったことも新鮮でした。

質疑応答では研究からキャリアに関することまで、たくさんの質問と議論が飛び交いました。今回慶應義塾大学のプログラムの一環としていらっしゃった、Arclevインターンの菖蒲くんもディスカッションを盛り上げていました。普段NYメンバーとして活動している私は、日本でのイベントには帰国時にしか参加できないので、今回このようにNYのJASSにArclevの日本メンバーの皆さんと勉強会に参加できたことでより絆が深まったと感じています。

慶應義塾のプロジェクトの一環で参加された学生のみなさんも、NYという遠く離れた地で頑張る日本人研究者と交流することができて、とても刺激を受けたという声もいただきました!

JASSでは定期的に勉強会を開催しています。もしNYにお越しの際は、ぜひJASSの活動も覗いてみてください。

過去のAASN米国の活動様子はこちらからご確認いただけます!