フィールドワークと質的データ分析法入門 #1(7/2)
本講座は、今回の1回目はオンラインで質的データ分析の基礎を学び、2,3回目は福岡でフィールドワークを行う予定。
自分用に気づきを書いていきます。
質的データ分析の方法
「上位下位関係分析はジグソーパズル、KJ法は土器の復元」という違いが大きな気づきだった。
今の自分の解釈では、以下になる。
上位下位関係分析の方が縦の深さだけ分析すれば良い分、比較的扱いやすい。
ただし結果が箇条書きになり物語が作れない。
KJ法は縦の集まりと横の関係性を扱う必要がある分、完成系が想像できない分難易度が高いし時間がかかる。
ただ、横の関係性までまとめるので、物語化できる。
価値がある程度顕在化していたり新しい価値探索をそこまで要求されない改善フェーズでは、上位下位関係分析の方が組み立てやすく用途にあっていると思った。
(質的データが多い場合、KJ法を真剣に取り組むとかなり時間かかりそうなので)
あまり手法にこだわる必要はないとは思っていたが、それらの違いに納得できたので使い分けを考え直すきっかけになった。
探索ではなく探検
この言葉がエスノグラフィを行う上で大切な態度であることを学んだ。
探し物を見つけるのではないので、エスノグラフィでは自分が元々知っていることに当てはめるということはあまりするべきではない。
今までの知識を取り出せないということなので勇気がいることなのかもしれない。福岡でのフィールドワークで実践することになるので楽しみです。