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【建築探訪】vol.4 『東京国際フォーラム』

ガラススロープからアトリウムを覗く

設計:ラファエル・ヴィニオリ

こんばんは、ひろです。

今回はラファエル・ヴィニオリが設計した東京国際フォーラムを紹介しようと思う。
昨年の紅白歌合戦の会場になっていたので、記憶に新しい人も多いのではないだろうか。

東京国際フォーラムは旧東京都庁跡地に建てられた、東京の代表的なコンベンションセンターである。
3600枚ものガラスが使われているアトリウムが特徴的だ。

日本で初めて国際建築家連合(UIA)による国際公開コンペが実施された建築作品としても有名だ。
ウルグアイ出身のラファエル・ヴィニオリの設計案が当選し、実現した。 

船をモチーフにした屋根構造が印象的

中に入るとまず屋根構造に目が行く。
骨格標本のようなダイナミックな構造体が印象的だ。
こういう構造体がデザインに活かされている作品は大好物だ。

3フロア分くらいの高さがある木製ルーバー

まずは、エスカレーターで地下1階に降りる。
エスカレーターの脇にある木のルーバーにも目が行く。
少し傾斜していて緩やかな曲面を描いているのもよい。
ガラスとスチールが大多数を占める空間だからか、木の温かみが際立つ

ルーバーは少し傾斜しており緩やかな曲面を織りなす

下に降りると、しばらく上を見上げていた。
はたから見たら変な奴に見えたかもしれない。
あっという間に、美しい屋根構造の虜になってしまった。

木の温かみが際立つ

写真を何枚か撮り、階段を上がりスロープを進む。

スロープ入り口近くからアトリウムを覗く
ガラススロープとの転換点

しばらく進むと、スケルトンのスロープへと切り替わる。

ガラス壁のディテール
スロープを上がる
スロープからアトリウムを見上げる

スロープを上る途中、様々なアトリウムの表情を楽しむことができる。

アトリウムを覗く
キールは船の船首から船尾を貫く部材のこと
人間でいう背骨のようなもの

スロープを登りきると7階に着く。
7階から見る屋根構造もまた美しい。
白いキールアーチの迫力に圧倒される。

最上階からアトリウム内を見下ろす
大迫力のキールアーチ 骨格標本のように神秘的である

下に目をやるとこれまた素晴らしい景色が広がっている。

スロープを降り、1階へ向かう
アトリウム内にかかる空中回廊

素晴らしい空間を堪能しきったので、下へ降りる。
せっかくなので、再びスロープを降り一階へ戻る。

両端にある大柱 2本の柱で屋根構造を支える
有楽町駅側からアトリウムを見上げる

地下1階のロビーギャラリーを抜け、有楽町側からアトリウム全体を撮り外に出る。

左手の屋外階段にどこか惹かれた

ガラス棟とホールの間の空間も心地が良い。

また、訪れたい場所が一つ増えた。
次は、日中に訪れてまた違った姿を楽しみたい。
そして、ホールとガラスキャノピーも忘れずに楽しみたい。


東京国際フォーラム
東京都千代田区丸の内
JR山手線・JR京浜東北線・東京メトロ有楽町線
有楽町駅から徒歩1分


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