原利行写真展「想像と創造」
2021年3月、人生初の写真展を開催します。
しかもいきなり個展に挑戦。
なぜ写真展を突然やることになったのか、とよく聞かれますが、
それには大きく3つの理由があります。
1つめは、やったことのないことにチャレンジすると決めたから。
本業の建築設計とは別の新しいこと、自分が経験したことのない何かに挑戦しようと思い、
大学生の頃から好きだったことの一つである写真で個展を開催することにしました。
2つめは、自己表現の場をつくりたかったから。
本業である建築設計では思考と感覚の両立が必要です。
特に大きな物件となると過ごす時間の中での思考の割合が多くを占め、感覚の割合が少なくなる傾向にあります。
そのアンバランスさを調整するために、
自分の中の感覚や感情を素直に表現できる写真を選びました。
3つめは、写真展を通していろんな人と会ってみたかったから。
約1年前から日本でもコロナが流行し、人と人が直接会える機会が激減しました。
僕の運営する建築サロン101にも大きな影響がありました。
毎月のイベントがオンライン化したり、交流会が開催できなかったりと、
それまで毎月のように馴染みのメンバーや新しいメンバーに会えていたことが夢であったかのように、
本当に人に会えなくなりました。
この写真展を通して、来場者と僕が出会えるだけでなく、来場者どうしの出会いと交流の場にしたいと思っています。
初の写真展、タイトルは「想像と創造」としました。
建築設計においても、その他の分野の仕事や活動においても、
想像と創造、思考と感覚、論理と直感、左脳と右脳、機能と芸術、これらのバランスが大切だと思っています。
バランスとは50:50を目指すという意味ではなく、状況や内容に応じてその数値を変えられること。
例えば建築設計を論理だけで解けば機能的な建物はできても、美しい建物とはならないかもしれない。
直感にまかせてデザイン性だけを追求すると、機能面で破綻した建物になりかねない。
建築には機能面と芸術面、そのどちらもが必要で、求められる建物の性格からそのバランスを考える必要があります。
今回の展示に選定した風景や建築物の写真を通して、
皆様がそれらを想像し、なにかを創造する小さなきっかけとなれば幸いです。
ご来場、お待ちしております。
2021年3月17日
原 利行
---開催概要---
日時:
3/17(木)〜3/21(日)
10:00〜20:00
場所:ギャラリー京烏(河長 内)
京都府京都市下京区松原通堺町西入杉屋町275-1
(四条駅か五条駅から徒歩10分程度)
河長
https://goo.gl/maps/xyFY8SAoqRpBmYgW9
ヨーロッパや日本で撮影した風景や建築物をメインに展示します。
土日は在廊予定なので遊びに来てください。