計画【建築計画/知覚(人物)】
ロバート・ソマー
「パーソナル・スペース」と「なわばり」の違いを指摘
なわばりは比較的固定であるが、パーソナル・スペースは持ち運びされる
動物や人は、他者に見えるようになわばりの境界に目印をつけておくが、パーソナル・スペースの境界は見ることができない
パーソナル・スペースにはその中心に体があるが、なわばりにはそのような中心はない
動物はなわばりを守るために戦うが、人間の場合、パーソナル・スペースに他者が侵入したときには、自分が引き下がることでこれを守ろうとする
エドワード・ホール
人間同士の距離のとり方等の空間の使い方は、それ自体がコミュニケーションとしての機能をもつと考えた
距離をコミュニケーションと対応させて四つの距離帯に分類
密接距離
個体距離
社会距離
公共距離
オスカー・ニューマン
「自分たちの場所」と認識するスペースを「ディフェンシブルスペース(まもりやすい空間)」と定義
※自分たちの場所:物理的・象徴的障壁と見通しのよさを感じる場所ディフェンシブルスペースによって犯罪は抑止できる事を提唱
H・メルテンス
「建築物の高さ(H)」と「視点から建築物までの水平距離(D)」の比(D/H)によって、建物の見え方の変化を尺度化した
一般に、値が小さいほど(Hの割合いが大きいほど)閉塞感を感じる
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