構造【コンクリート/特殊コンクリート】
高炉セメント
「普通セメント」に「高炉スラグ」を「混合」させたセメント
環境負荷の低い材料
高炉スラグ自体が「鋼」を生成する過程で生まれる「副産物」「化学抵抗性」が高い
「耐海水性」が高い
「初期の強度発現」が小さい
「長期強度」が「普通」セメントと同程度
種類
高炉セメントA種:高炉スラグを5~30%混合
高炉セメントB種:高炉スラグを10~60%混合
高炉セメントC種:高炉スラグを60~70%混合
高強度コンクリート
通常のコンクリートよりも組織が緻密
以下の抵抗性に優れている
中性化の進行
塩化物イオンの浸透
火災時の急激な加熱に伴う「水分の膨張」により「爆裂」を生じることがあるため、以下の対策を行う
耐火被覆
加熱されることにより溶けて水分が膨張する際の水分の逃げ道になるような材料(有機繊維など)をコンクリート内に混入
AEコンクリート
「AE剤」を用いたコンクリート
ワーカビリティーが向上
凍結融解に対する抵抗性が増す
気泡がクッションになる
凍結による圧力を吸収
空気量:4.5%
空気量が増える分:同一水セメント比での強度が「低下」
単位水量を低減:水セメント比を「小さい」ので、強度を「高い」
AE材とは
混和剤
多量の微細な空気泡を一様に分布させる
混和剤を混ぜたコンクリートは軟らかくなる
ブリーディングが抑制される
「水分」がにコンクリートの「表面」に「浮き出す」現象
マスコンクリート
「大断面」のコンクリート
セメントの「水和熱」による温度上昇で「ひび割れ」が入る恐れがある
※温度上昇を抑えるために「単位セメント量」を「少なく」する構造体コンクリート強度:管理材齢において「品質基準強度」以上
※品質基準強度:「設計基準強度」と「耐久設計基準強度」の大きい方の値使用する「ポルトランドセメント」
低熱ポルトランドセメント
中庸熱ポルトランドセメント
高炉セメントB種
プレストレストコンクリート
プレストレスト コンクリート(Pre-Stressed Concrete)
あらかじめ「圧縮力」が与えられたコンクリート
Pre(プレ):前もって
Stress(ストレス):負荷
設計基準強度
プレテンション方式:では35N/$${mm^2}$$以上
ポストテンション方式:24N/$${mm^2}$$以上
回収水
レディーミクストコンクリート工場の「運搬車やミキサ」などの「洗浄」によって発生する「排水」を処理した「骨材を除去した」水
種類(沈殿物の度合いにより異なる)
上澄水:比較的綺麗な水
スラッジ水:ややセメント成分が残った水
「短期・標準」のコンクリート:練混ぜ水に「スラッジ水」を使用「可能」
「長期・超長期」:練混ぜ水に「回収水」を使用「不可」