一級建築士の学科試験を終えて思うこと
思うこと
過去問を理解していると「確実」に合格できる
勘違いしてほしくないのは、
「過去問の選択肢の正誤が分かる」
ことでは「ない」ということ
過去問の内容を正確に理解できていることが重要
株式会社 建築イノベーションさんが提供している「一級建築士 学科試験」の過去20年分を収録している「合格ロケット」には、「理解進捗度」という機能があり、自分の理解状況とその他の人の理解状況を比較ができる
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受験者(合格ロケットの利用者)のほとんどが、過去20年分の半分も理解できていない
上位10%でも「7割5分」程度
例題
令和4年の施工の問題で以下の用語の問題が出題された
ECP
DPG構法
エントレインドエア
逆打ち工法
選択肢1の「ECP」は、令和3年の1回出題
選択肢2の「DPG工法」は、平成18年、平成26年、平成23年、平成25年、平成16年の5回出題
選択肢4の「逆打ち工法」は、平成16年、平成20年の2回出題
選択肢の3の「エントレインドエア」は、初出題であり、受験者のほとんどは知らなかったと思う
実際、私も実務をしているが聞いたことすらなかった。
しかし、「エントレインドエア」という用語を知らなくても「ECP」について過去問でしっかり理解していれば「正解できる試験」になっている
ここで気をつけなければならないのは、同じ文言では「出題されない」ということ
令和3年の「ECP」の出題は、
外壁に使用する押出成形セメント板(ECP)のパネル相互の目地幅については、特記がなかったので、長辺及び短辺ともに10mmとした。
「しっかり理解する」とは
過去問の選択肢の「正誤を覚える」ことでは「ない」
過去問の「内容を覚える」ことでは「ない」
以下の「質問に答えられるか」どうか(アウトプットできるかどうか)
押出成形セメント板とは何か?
押出成形セメント板の別名は?
目地とは何か?
目地の役割とは何か?
長辺と短辺の目地幅が違うのはなぜか?
※目地幅の標準寸法は、長辺が8mm以上、短辺が15mm以上
※出題された選択肢は誤り