過去問研究【スパン調整/令和5年 図書館】
01. 全体構成の把握
課題名
図書館
課題条件
敷地
方位、接道、周り間、周辺環境、その他の施設建築面積
容積率
要求事項(必ず守らなければならない条件)など
直接行き来、天井高さ、面積指定など
02. 主たる機能の把握
主たる機能の部門
部門の明記はないが、図書館という機能から主たる機能の要求室を決定
メインの要求室
主たる機能の要求室の中にも優先度の違いがある
※同じ本を扱う部屋でも一般開架スペースと対面朗読室には違いがあるサブの要求室
閉架書庫に一般利用者が入ることがほとんどないので、ゾーニングとしては管理側(ブルー)になるが、室名の順番が対面朗読室より上に書かれていることの出題者意図を読み取る
関連する部門
学習に主に利用する『自習室』『ワークルーム』
公共性の高い『企画展示室』『セミナールーム(企画展示室とのツナガリ)』
施設の運営管理に必要な『荷解き配本スペース』
共用部門的な『カフェ』
03. 6マル
計画建物のオモテ・ウラ
道路幅員、道路の長辺・短辺、周辺環境を考慮
要求事項などを考慮
メインの要求室
計画建物の目的を達成する主たる機能の室から配置
04. 24コマで計画
主たる機能の室
一般開架スペース
※使い勝手を考慮して、どの位置に配置した方が良いかを意識コア
利用者のコアは、主出入口の位置を意識
管理者のコアは、利用者のコアから極力離した対角の位置の設けると廊下が通りやすく、歩行距離が短くなる管理者が利用する室
利用者が共用する室
ゾーンの確認
その他の施設
敷地図の記入
車椅子使用者(2台)の配置
駐輪場(20台)の配置計画建物のウツワを確認
敷地の大きさ、ヨリ寸法、スパンの幅
05. ゾーニング・動線計画
床面積の大きい室から配置
一般開架スペースから配置
動線を意識
閉架書庫を建物の角に配置していないが、閉架書庫を建物の角に配置した場合は、どのような動線になるのかを意識する
細かな面積を意識し過ぎない
一般開架スペース(600㎡以上要求)を12コマで計画すると12㎡足りない
12㎡程度は、壁の位置で十分調整可能である。一つの情報だけを見て、スパンを判断しない
想定したボリュームを24コマの中に入れてみて、各階でゾーニング・動線が成立しているかを確認する。
06. 情報を俯瞰
現在の状況を確認
現在の状況を把握することの必要性
情報を俯瞰するためには、一目で現在の状況が把握できる状況を作る必要がある。24コマに想定した要求室のボリュームを入れる
まずは、24コマの中に想定した要求室のボリュームを入れてみると、
計画建物の全体像がぼんやりと見えていくる。
問題用紙から描き出した情報は極力消さず、検討した内容を残すことで、調整が行いやすい。
問題点を把握
廊下が大きい
要求室の床面を確認すると『100㎡以上』の部屋が多く、1コマ49㎡(7m×7m)のスパンでは壁がフレーム(柱の位置)からズレる
07. 調整・取りまとめ
長辺方向のコマ数を6コマから5コマに変更
→1コマ56㎡(8m×7m)を使うことで『100㎡以上』の部屋の計画を行いやすくした。
→一般開架スペースのボリュームを廊下側に大きくでき計画できるので、廊下の幅を小さくできる。
考察
『24コマで計画』した時と『調整・取りまとめ』を行った後の計画を比較
長辺方向のコマ数は6コマから5コマに変更しているが、建物全体の40mという大きさの変化はない
屋根伏図や配置図(斜線で建物を塗りつぶす)を書いた場合、計画建物の大きさにはまったく変化はない
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