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シルバニアファミリーのロンドンバスを作った話

これは娘とのクリスマスの思い出話です。


4歳の娘、シルバニアファミリーに夢中

アンパンマンやトーマスが大好きだった長女も、いつの間にか4歳になり、最近ではシルバニアファミリーで遊びたがるようになりました。

約2年前、ペンの持ち方を教えてあげていた頃。すでに懐かしい…。

そこである日、妻が自分の子供時代に使っていたシルバニアのセットを屋根裏から引っ張り出してきました。
しかし、そこには人形が2匹だけ…。
これでは少し寂しいので、サンタさんに「うさぎとリスの家族」をお願いすることになりました。


「バスもほしいの」娘の一言がきっかけ

そんなある日、娘が何やら絵を描きながら、
「お家もあるし、車もほしいの」と一言。

漫画的な表現が入っている娘が描いたバス

横でその会話を聞いていた妻が「だいや君(僕)が作ればいいじゃん」と、軽いノリで提案。
「クリスマスまであと2週間あるし、土日で作るか!」と勢いで手作りバスプロジェクトがスタートしました。


デザインの方向性 – ロンドンの2階建てバス

人形のサイズを測り、サンタさんが持ってきてくれるであろう人形の数も考慮しながら、バスの設計を始めました。
しかし、シルバニアの家よりも大きくなりそうなことに気づき、一度悩みました。

その時、妻が「イギリスにある2階建てバスが良いんじゃない?」と提案。
調べてみると、クラシックなデザインがシルバニアの世界観にもぴったり。

クラシックなロンドンバス

テーマは『クラシックなロンドンバス』
・2階建て
・最大8人乗り

これで方向性が決まりました。


娘のアイデアも取り入れながら

娘は私がデータを作っている横で、
「このバス、どこから乗るの?」「2階へはどうやって行くの?」「タイヤとハンドルは動く?」
と次々に質問を投げかけてきました。

家にいた猫さんをデータの世界へ。

その質問にひとつひとつ答えながら、設計を微調整し、データを完成させました。

搭乗は後ろから。タイヤも動く仕様に。

木工作業とおばあちゃんの家

データが完成したら、次は木材にレーザー加工
その後、ご近所のおばあちゃんの家にお邪魔し、お茶を飲みながらコツコツと木工用ボンドで組み立てていきました。

娘は少しずつ形になっていくバスに、完成が待ち遠しくなりながら…。


ついに完成!

そしてついに、2階建てのクラシックなロンドンバスが完成!

サンタさんが届けてくれた仲間も乗って。
シルバニアのお家と同じく、分離して遊べます。

4歳の娘は天邪鬼で飽き性なので、毎日遊んでくれるわけではないけれど、大きくなった時に思い出してくれたら嬉しいなと思います。


手作りが残すもの

モノはいつか壊れるし、使わなくなる時が来ると思います。
でも、僕自身もそうでしたが、こうして「身近な大人が子供のために作ったもの」や、「一緒に過ごした日々」の記憶はずっと残っていくはずです。

次は何を作ろうか。
これからも少しずつ、作ったものを紹介していこうと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました!
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